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才能を伸ばすうえで重要な子どもの教育方針について

子どもを育てていく上で教育方針をしっかり定めることは大切です。

親の教育方針によって子どもがどのような大人に成長するかが決まることもあります。
子どもへの影響を考えたうえで、両親でどのような教育方針を取っていくかを考えましょう。

今回は、教育方針を決めておくことの大切さについてわかりやすくご説明し、
両親で教育方針が違った場合の解決方法もご紹介いたします。

親から子どもへの教育方針がもたらす影響とは

親の教育方針は子どもの成長に大きく影響をもたらします。
子どもはさまざまな教育を受けて成長しますが、
価値観や道徳観、倫理観などは人と接するなかで身についていきます。

また、自分は何が得意なのか、何が好きなのかは、
いろいろなことにチャレンジしていくなかで子ども自身が理解していきます。
子どもにできるだけいろいろなことを教えて、チャンスを与えることが大切です。

教育方針が定まらないままに価値観や道徳観を押しつけるとどうしても矛盾が生じたり、子どもの自由を押さえつけてしまったりする可能性があります。

子どもの好奇心や才能を伸ばすことは、よりよい人間に成長してもらうためにも大切です。

子どもがのびのびと成長できる環境を整えるためにも、教育方針をしっかり定めていきましょう。

子どもの才能を伸ばすために大切な教育方針

子どもの才能を伸ばすために大切な教育方針

教育方針をしっかり考えておくと、より子どもの才能を引き出しやすくなります。
さらに、才能を引き出すために何をすればよいのかが明確になります。
教育方針を決めておくことの大切さについて見ていきましょう。

家族で話しあう機会を作れる

教育方針を決定するためにはまず家族で話しあう必要があります。
父親、母親のいずれかの育児の負担が大きい場合、夫婦間で話し合えば育児を負担していない方にも責任感が芽生え、子どもの成長と真摯に向き合おうという気持ちが生まれます。

子どもの成長に関わることです。いい加減にせず、また、こんな人に育ってほしいという気持ちをもって、しっかり教育方針を話し合いましょう。

定期的に教育方針について話しあうことで家族間のコミュニケーションも生まれます。なかなか育児に参加できなくても子どもの成長を感じることができます。

判断基準が明確になる

教育方針を決定すると、判断基準が明確になります。

たとえば、なんとなく英語を習わせているだけでは、子どもがどれくらい上達したのか、何を目標にすればよいのかが分かりにくいです。周囲が習わせているからなんとなくさせる、子どもの性格を考えずになんとなく習い事をさせるという子育て方法では、子どもの才能を潰してしまう可能性もあります。

そこで、「こういう人間になってほしい」「これだけは譲れない」という教育方針を決めておけば、何を習わせればよいのか、どんな環境にすればよいのか、子どもにとってよい影響があるかどうかを考えやすくなります。

子どものためになるものをどんどん取り込み、不要なものを取り除いていくという選択をスムーズに行えます。

ゴールへの道筋を立てやすくなる

教育方針では最終的に何をゴールにするのかを決定することも大切です。

「立派な大人になってほしい」といった曖昧なゴールではなく「小学校受験に合格する」「才能を伸ばしていく」など明確な基準があるとよりよいです。

受験合格をゴールとする場合、何を習わせればよいのか、何を与えればよいのかなど、ゴールから逆算して必要なことを考えることができます。才能を伸ばすことがゴールなら、たくさんのチャンスを与えて子どもの才能が光る分野を見つけていくこともできます。

ゴールがないまま、また曖昧な目標のままだと、何から手をつければよいか分からずに、結局教育を失敗してしまう可能性もあります。

軌道修正をしやすくなる

たとえば、習い事をさせていて子どもがその習い事を嫌がった場合、教育方針を定めていれば軌道修正をしやすくなります。

本当に子どもがその習い事が嫌で、子どもの意思を尊重したいのであれば習い事をやめさせることができます。
一方、習い事教室の雰囲気や、先生と合わないだけの場合は、別の習い事教室で同じことを習わせることができます。

さらに、いまの習い事ではなく別の習い事に興味がある、またそちらの方が子どもの才能を引き出せると感じた場合は、いまの習い事をやめさせて別の習い事を始めるという工夫ができます。

教育方針を決定していないと、ただ無理矢理習い事をさせ続けたり、子どもが嫌がるからやめさせたままになってしまったりなど、子どもの成長をストップさせてしまいかねません。

習い事や勉強などは、子どもにどのように育ってほしいかを考えたうえで進めますが、何か起きた場合は臨機応変に対応できるようにしていきましょう。



夫婦間の教育方針の違いを解決する方法

教育方針は、親の育ってきた環境によっても考え方が違います。
夫婦間で教育方針が違ってしまった場合、どのように解決すればよいのかを考えてみましょう。

どちらかが主導権をもつようにする

教育方針の違いは、話し合いで完璧に解決することができないケースもあります。場合によっては相手の人格や価値観を否定することにもなってしまいます。

そうなる前に、多少の教育方針の違いはあるものとして受け入れ、どちらかがより教育方針の主導権をもつかを話しあうようにしましょう。育児の分担が大きい方が主導権を握ると今後の教育もしやすくなります。

定期的に教育方針について話し合い、どちらかが間違ったことをしていないか、現在の教育方針でお互いが納得できるかを確認することも大切です。

ある程度の教育方針の違いはよい影響にもあると考える

夫婦間の教育方針の違いは、ある程度ならあった方が子どもにもよい影響を与えることがあります。

勉強が何よりも大切で娯楽は一切与えないという教育方針では、子どもがリラックスしたり興味のあることに手を出す暇もなくなってしまいます。

そこで一方が「勉強ではなく子どもの好きなことをさせる」という教育方針をもっていれば、息抜きや別の才能を引き出すサポートをしてくれます。

夫婦間の教育方針が一致していると夫婦間の言い合いのストレスは軽減できますが、子どもの性格に合わない方針だと子どものストレスや負担が大きくなってしまいます。

ある程度違った視点から子どもを見つめてくれる人がいるのも大切だということを理解しましょう。

個々の家庭や子どもの特性に合わせた教育方針を持とう

子どもの教育方針についてご紹介いたしました。
教育方針は人それぞれであり、子どもにより、どのような教育方針がよいのかの正解や不正解はありません。

自分の考えを押しつけるだけでなく、子どもの成長や夫婦間の意見も取り入れて、柔軟な対応ができるようにしましょう。教育方針は受験の面接などでも聞かれる機会は多いです。なんとなく子どもを育てるのではなく、明確な教育方針をもち、いつでもスムーズに答えられるようにしておきましょう。

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