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子どもの探究心を育てて自発的、積極的な子に!

探求心を育てると自発的・積極的に!

話せるようになってきた幼児期の子どもは、「なんで?」「どうして?」「これはなに?」などといった質問をしてくることが増えてきます。これは、子どもの探究心が盛んになっている証拠です。この探究心を上手く育ててあげることで、しっかりと自分で物事を考えて行動に移せるような大人に育ってくれます。

そこで今回は、子どもが自発的、積極的な子に育っていくような探究心の育て方について解説していきます。

子どもにとって探究心とは物事の本質を明らかにしようとする気持ち

探究心の育て方を知る前に、まずは探究心について理解しておく必要があります。探究心とは、簡単に説明すると、物事の本質を明らかにしようとする気持ちのことです。たとえば、私たち大人にとっては、常識的な知識であっても、その知識を知らない子どもたちにとっては、「なんで?」と疑問が浮かびます。

そして、言葉を話すことができる幼児期の子どもだけでなく、赤ちゃんによるイタズラも立派な探究心です。「このなかはどうなっているのだろう?」「スイッチを押すとどうなるのだろう?」といった探究心による行動だからです。

この探究心は、学校での教育で身につけることは難しく、また、ある程度発達してから身につけるのも難しいといわれています。なので、探究心を育てるためには、幼児期から接する機会が多いお父さんかお母さんが工夫して子どもと触れ合うことが大切になってきます。

探究心が身につくことで育つ積極性・能動的な姿勢

幼児期に探究心を育てていくと、自分で考えて行動できる積極性・能動的な姿勢が身につきます。嫌なことであっても、やらなければならないことはやるといった自己管理能力の向上にもつながり、将来、社会に出たときにも役に立ちます。

また、「やるときはやる」という意識があるので、勉強や仕事に対しても打ち込めます。さらに、自ら考えて行動し、学ぶ意識がある子は洞察力が優れ、自然といろいろな情報をキャッチできるようになります。これは、生きていく上で非常に有利なことです。

大人になってから頑張ればいいと思いがちですが、頑張れるか頑張れないかは、子どもの頃に育てた探究心によって差が出てきます。現代では、親や教師が子どもに勉強や遊びを与えるということも多いですが、これでは、子どもの探究心は育たず、むしろ阻害する原因になってしまいます。

親や教師が情報を与えるのではなく、子どもが自ら興味をもち探究心を膨らませるようなアプローチを行うことが大切です。



探究心が最も身につくタイミングは3歳から!?

探求心を育てるポイント

子どもは、一般的に3歳になるタイミングで探究心がもっとも活発になります。それは、子どもの発達段階による影響が大きいのです。簡単に表すと以下のとおりです。

  • *生後6ヶ月まで:感覚
  • *3歳ごろまで:行動
  • *3歳〜6歳:探究

子どもは、このような発達段階を経ていきます。そして、探究心がもっとも活発になる3歳からが探究心を育てるベストなタイミングです。その際に、意識するポイントを3つに分けて解説していきます。

子どもの質問に対してきちんと答えてあげる

先ほどもお伝えしたとおり、3歳からがもっとも探究心が活発になる時期です。また、「質問期」ともいわれており、子どもは自分の身近な出来事や疑問に思ったことに対して、「なんで?」「どうして?」と質問してくることが多くなります。

この質問に対して、お父さん、お母さんは可能な範囲で大丈夫ですので、科学的な根拠も加えて答えてあげましょう。ですが、科学的な根拠といっても難しい言葉を使ったりするのではなく、子どもが理解できるように内容を噛み砕いてあげてください。

これは、子どもの成長だけでなく、お父さんやお母さんのコミュニケーション能力の向上にもつながるので、意識してみるとよいでしょう。また、わかりやすく説明しようとすると、内容を省く必要も出てきます。ですが、その点があまり考え過ぎずに「子どもが理解できる」「子どもが納得できる」という2つを意識すれば大丈夫です。

そうすることで、子どもは自分の疑問が解決したことの喜びを感じ、さらに探究心をもってくれるようになるでしょう。

親がわからない質問であれば子どもと一緒に調べる

子どもにとって身のまわりで起きていることのほとんどが未知の世界です。私たち大人がいつの間にか忘れてしまっていた現象に対して、疑問に思ったことであれば子どもは純粋に質問してきます。そのため、場合によっては子どもの質問に答えることができないこともあります。

そんなときには、子どもと一緒に調べることが大切です。大人だからといって、なんでも知っているというわけではないです。むしろ知らないことのほうが多いでしょう。なので、子どもの質問に対しての答えがわからないときには、一緒に調べてあげましょう。

現代では、インターネットである程度の情報を調べられます。インターネットではもの足りないのであれば、一緒に図書館へ足を運んで書物を読んだりしてみるのもおすすめです。

方法は何であれ、大切なのは子どもの疑問を解消するために一緒に答えを探すことです。そうすることで子どもの探究心は刺激され、身のまわりのことに対して、さらに興味・関心をもつようになります。また、積極的に調べることで、わからないことは自分で調べる習慣を身につけられます。

子どもの質問に対して1番やってはいけないのは、流したり、デタラメを言ったりしてごまかすことです。このような対応をしてしまうと、「子どもが間違った知識を身につけてしまう」「子どもの探究心が育たなくなる」といった危険があります。子どもの質問に対して答えがわからない場合には、一緒に調べてあげるようにしましょう。

習い事を始めさせるのも3歳からがおすすめ

脳の機能は、領域ごとに発達のピークが異なっています。この脳の発達に沿って、適した体験を積み重ねてあげると子どもの能力をより効率よく伸ばせます。その点、習い事を始めさせるのも、探究心が高まり、音楽や運動の能力が発達する3歳からがおすすめです。

たとえばこれくらいのときに楽器に触れると、器用さが身につき、音感も養われます。さらに、細かい聞き取りと言語の聞き取りは脳の同じ領域(言語野)で行われるので、この時期からピアノやバイオリンなどの楽器を習った子どもは、英語のリスニングが得意になるという傾向もあります。

探究心を刺激する興味関心を促すための外遊び

子どもにとって、外遊びでは興味・関心をもつ出来事が連続で起こります。いろいろなものに目が移り、なかなかお家に帰ろうとしない子どももいますが、親はできるだけ子どもに付き合ってあげましょう。このひとつひとつが子どもの探究心を育ててくれます。

また、外では家のなかではできないような遊具を使った遊びや水遊び・砂遊びもダイナミックに楽しめます。遊具を使って遊ぶ際には、危なっかしいと思うような面もあるかもしれませんが、少々の怪我には目をつぶり、いっぱい体を使った遊びをさせてあげましょう。

そうすることで、子どもは、どのくらいから危なくて、どこまでなら大丈夫なのか、体の感覚が把握できるようになります。このような危機管理能力が身についている子どもであれば、転んだりしても大怪我することはないでしょう。

最近では、転び方が下手で大怪我をする子や、ボールを捕ったり、蹴ったりすることができずに大怪我する子どもが増えてきていることが問題にもなってきています。幼児期から外遊びをいっぱい経験させることは、子どもの体を守ることにも、探究心を育てることにもつながるのです。

まとめ 子どもの探究心は親の接し方で大きく育つ

子どもにとって探究心は積極性を養うためにも必要な要素です。より積極的な子どもになるために、親は子どもからの質問には丁寧に答える、習い事を始めさせる、外遊びを一緒にするといったことを意識しましょう。そうすることで、子どもの探究心はどんどんと成長していきます。

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