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自分を大切にできる=危機察知能力も高い!子どもに対する安全教育とは

犯罪や交通事故、自然災害などから子どもを守るためには、安全教育を行い、危険を察知する力や自分を守る力を身につけさせることが大切です。

この記事では、子どもに対する安全教育のポイントや、何歳から始めるべきかなどについて詳しく解説いたします。子どもの安全な暮らしを守るため、ぜひチェックしてみてください。

子どもの安全教育とは?3つのポイントで解説

子どもの安全教育のポイント

子どもに対する安全教育について、3つのポイントで解説いたします。交通事故や犯罪といった危険から子どもを守るため、しっかりと確認しておきましょう。

1.子どもの安全教育とは危険から身を守れるように指導すること

子どもに対する安全教育とは、子どもの成長段階に合わせて、自分自身やまわりの人のことを守れるように指導することです。子どもが生活する空間には、さまざまな危険が潜んでいます。もちろん、親や先生が子どもを守ることは大切ですが、24時間、見守ることは難しいでしょう。とくに子どもが犯罪に巻き込まれやすいのは幼児期から児童期ですが、この年齢の子どもの行動範囲は家の近所から学校まで広がるため、常に見守ることはできません。

そのため、子どもへの安全教育を行い、危険を察知する力や、自分で自分の身を守る力をはぐくむことが大切です。世のなかの技術は進歩していますが、危険が完全になくなることはありません。親や先生、地域の住民など、多くの大人が協力して子どもの安全教育を行うことが重要です。

2.子どもへの安全教育の方法は時代によって変わる

子どもをとり巻く環境は常に変化しているため、安全教育の方法も時代によって変えていく必要があります。いまや、子どももスマートフォンを持ち歩く時代になりました。いつでも子どもと連絡をとりやすいという意味では安心ですが、インターネットやSNSを介した犯罪に巻き込まれる可能性はあるでしょう。便利さの裏にある危険について、子どもとよく話しあっておくことが大切です。

身のまわりの自然環境や交通事情なども変化しています。ゲリラ豪雨といった自然災害の多発や新しい交通システムの登場など、子どもたちに教えるべきことも時代とともに変わります。子どもへの安全教育を行うためには、大人が時代の変化を理解しておかなければなりません。まずは「自分が子どもの頃の環境とは違う」ということを、大人がよく理解しておくことが大切といえるでしょう。

3.安全教育では子どもの行動を見直すことが大切

安全教育においては、子どもの行動を見直し、危険な部分を子どもと一緒に話しあって改善することが大切です。たとえば、塾や学校へ行く際、子どもが1人で行動することもあるでしょう。1人の時間は大切ですが、犯罪などに巻き込まれる危険性もあります。できるだけ友だちと一緒に行動することや、人通りの多い道を歩くことなどを指導してあげるとよいでしょう。

また、危険を感じたら大声で助けを呼ぶ、道に迷ったら警察や駅員を頼る、トイレに行きたくなったら図書館や公民館を利用するなど、トラブルを回避する方法を事前に伝えておくことも大切です。子どもが成長するにつれて、行動範囲はどんどん広がっていくため、定期的に話しあう機会を設けるとよいでしょう。

子どもの安全教育は0歳から始めよう

年代別!子どもの安全教育

子どもの安全教育は0歳から始まり、成長に合わせて内容も変わっていきます。ここでは、各発達段階における安全教育についてご紹介いたします。参考になさってください。

0歳〜就学前の子どもには愛情を伝えることが大切

乳幼児への安全教育としては、愛情を伝えることが大切です。子どもは、親はもちろん、先生や地域の大人たちにとってもかけがえのない存在です。大切な存在であることを言葉で伝えるだけでなく、抱きしめたり頭をなでたりして愛情を伝えましょう。

子どもは、大人とのふれあいから愛情を感じとり、少しずつ自分の大切さを理解していきます。そして、自分を大切に思うことが、危機の察知や自分自身を守る行動につながるのです。また、まわりの友だちや家族の安全に対する配慮もできるようになるでしょう。

乳幼児に対して、難しい安全教育を行う必要はありません。子どもの存在をしっかりと見守ってあげることが、身を守る能力の発達につながります。

小学生の子どもには危険回避の具体的な対策を教えることが重要

小学校の子どもに対しては、危険を察知するための行動のポイントや、自分の身を守るための具体的な方法を教えることが重要です。小学生になると、学校や塾、友だちの家や公園など、一気に行動範囲が広がります。自転車置き場やマンションのエレベーターなど、どうしても1人になる場合もあるでしょう。

まずは1人になる場所があるか子どもと話しあってみたり、そのような場所は危険であることを伝えたりすることが重要です。そのうえで、周囲に不審な人がいないか注意深く見る、家の人がいなくても「ただいま」といって入るなど、具体的な危険回避の方法を教えていきましょう。

中学生の子どもにはまわりの人の安全にも配慮する力を身につけさせる

中学生の子どもに対しては、自分だけではなく、まわりの人の安全にも配慮した行動や思考ができるように指導しましょう。友だちや家族、地域の小学生など、身近な人たちが安心して生活できるよう、危険を回避して安全を確保する知識と能力を身につけさせることが大切です。

地域の人とコミュニケーションをとってお互いの安全や健康を確認しあう、危険な場所で遊んでいる小学生を注意するなど、中学生が行動できそうな内容を家族で話しあってみるのもよいでしょう。

さらに大きくなって見守る側へ

高校生、大学生、社会人とさらに大きくなると、小さな子どもを見守る側へと成長していきます。いままで伝えてもらった愛情や教えてもらった知識を、伝える側になるのです。子どもの安全な暮らしを守るためには、このようなサイクルで安全教育を継続していくことが大切といえるでしょう。

親の愛情から自分を大切にする思いをはぐくむ

親の愛情から自分を大切にする思いをはぐくむ

前述のとおり、安全教育は0歳から始まります。子どもの成長に応じて教育内容は変わっていきますが、どの段階においても一番大切なのは親が愛情を与えることでしょう。親の愛情が必要なのは、乳幼児だけではありません。子どもが大きくなると、抱きしめるなどの愛情表現は減るかもしれませんが、一緒に食事をしたり会話をすることは大切です。

さまざまな親の行動から、子どもは愛情や家族の絆を感じとり、自分を大切にする思いをはぐくんでいきます。子どもとの接し方は人それぞれですが、子どもが自分自身の身を守れるよう、愛情を伝えていきましょう。

災害や危険なもの・人物への警戒心を持てる子へ

今回は、子どもに対する安全教育について解説いたしました。子どものまわりには、犯罪や交通事故など、さまざまな危険が潜んでいます。技術が進歩したとしても完全に危険がなくなることはなく、新たな危険が出てくる可能性もあるでしょう。

そのため、子どもへの安全教育をしっかりと行い、災害や犯罪に対して警戒心を持てるように育てることが大切です。子どもの年齢によって教育すべき内容は異なりますが、親の愛情を伝えることが一番重要といえるでしょう。親の愛情を受けとることで、子どもは自分を大切にしようと考えるようになります。子どもが生まれた瞬間から、愛情を持って育てるように心がけましょう。

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