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お受験に受かる子とは?特徴を知って我が子の教育に活かそう

お受験に合格するには、ペーパーテストでよい結果を残すだけではいけません。
試験官は試験当日に子どものいろいろ言動をチェックしています。
いくら成績がよく、面接の受け答えが優秀であっても、ちょっとした言動で落とされることも多々あります。
お受験で失敗する子、落ちる子にはどのような特徴があるのかを確認しておき、失敗のないようにしていきましょう。

お受験に受かる子は自己肯定感が強い

お受験で受かる子に共通する特徴はたくさんありますが、その中でも多くの試験官が見ているのが「自己肯定感が強いかどうか」という点です。
自己肯定感とは、自分を認められるか、自分の能力を信じる力があるか、というものです。
自分の能力を信じてあげられる子は、困難を前にしてもそれを乗り越える方法を考え、諦めずにチャレンジすることができます。そして、自分から問題に取り組み、それを乗り越えて成長していくことができます。

子どもの自己肯定感を高めるには、成功に至るまでのプロセスを褒めたり、同じ視線で喜ぶ、「あなたは○○だから」と決めつけないなど、いろいろな方法があります。
反対に自分に自信がなく自己肯定感が低い子どもに育ってしまうと、試験官はそれを見抜き、お受験の失敗に繋がります。

お受験に落ちる子には共通の特徴がある

お受験に失敗しやすい子の特徴①

お受験に落ちる子には共通の特徴があります。
受かる子を参考にしつつ、落ちる子の特徴に当てはまるような言動がないか、そのように子どもを育ててしまう教育をしていないかと今1度見直してみましょう。

試験官の指示に従わない子

受験会場では試験官の指示に従わない子、試験官の指示を聞いていなかった子はすぐに落とされます。
受験の本番ではペーパーテスト以外にもさまざまな場面で指示を聞き、それに従わなければなりません。
少しでもぼーっとしていると指示を聞き逃してみんなと違う行動を取ってしまいます。
集中すること、指示を聞くこと、その内容を正しく理解して従うこと、場合によっては受け答えをすることは、お受験では基本的なチェック項目です。
このような基礎が本番でできないということは、普段から注意力が散漫である、周囲の和を乱すと考えられます。
指示をしっかり聞いて従える子に育てるには、指示をよく言い聞かせることはもちろん、それがなぜ大切なのかを理解させるための教育も必要です。

自分の意見をしっかり言葉にできない子

お受験の問題は、正確な答えがある問題だけでなく、自分の考えや意見を述べる問題もあります。
問題を出されて、自分で考えるだけでなく、その考えを整理して言葉にし、周囲の人に理解してもらえるような順序建ても必要です。
自分の意見を普段から発信していないとこのような問題に答えることは難しく、到底答えることはできません。
お受験をする子どもたちは、普段からこのような問題を塾や習い事で出されているだけでなく、日常生活においても自分で考え、その内容を言葉にするという習慣を身につけています。
初めから自分の考えをいわせるのは難しいですが、絵本の読み聞かせをして「○○したのは誰?」「なぜこうなったと思う?」と質問をしていくことで、子どもも意見をいいやすくなり、物事を自分で考える力が身につくようになっていきます。

協調性がなく周囲と合わせられない子

お受験では協調性がないと試験官に判断された子も落とされます。
受験本番では、グループワークのようなことをさせる幼稚園、小学校もあります。
複数人での課題の中で、その子がどのような行動をするか、グループの中でどのような役割を担うかもしっかりチェックされています。
このとき困っている子を助けたり、サポートするような役割に回れる子は受かりやすいです。
リーダーシップを取ればよいというものではなく、リーダーシップを取ることで和を乱すような子、ほかの子のことを考えていない行動をするような子は落とされます。
集団行動は、幼稚園や保育園では毎日行うものです。
その分普段の行動、言動が出やすく、試験官にチェックされやすい項目でもあります。
協調性は簡単に養えるものではないので、きちんとできている子は高く評価されます。
保育園や日々の生活の中でもよく注意して協調性を鍛えるようにしておきましょう。

さまざまな課題に的確に答えられない子

お受験に失敗しやすい子の特徴②

お受験では、ペーパーテスト以外にも多くの課題が出ます。
口頭で意見を求められたり、集団行動を観察されたり、運動能力を測る試験もあります。
これらの課題にすべて的確に答えられなければどれか1つだけが秀でていても落とされてしまいます。
幼稚園や小学校の試験内容は、ある程度傾向が決まっています。
受験したい幼稚園、小学校の問題の傾向を事前に理解し、その対策を日々しっかり行うことで課題内容を短時間で把握し、的確に答えることができるようになっていきます。
しっかりとその学校の問題の傾向を予習しているという姿勢は試験官にも伝わり、たとえ100%正確な答えができなかったとしても好印象を持ってもらうことも可能です。

運動能力が劣っている子

お受験では、机に向かうテスト、面接テストのほかに運動能力、体力を測定するテストもあります。
このテストで運動能力が劣っていると判断された子も落とされやすいです。
幼稚園や小学校によってどのような運動能力テストが出るかはバラつきがありますが、普段から外でよく遊んでいるような子どもならできるものが多いです。
そのため、簡単なこともできないようでは落とされる可能性が高まります。
しかし、運動能力テストがダメだったら必ず不合格になる、という訳ではありません。
成長にはもちろん個人差がありますので、できないことがあっても仕方のないことです。
問題は、できない課題を出されたときにどのように向き合うかという姿勢です。
できない動きも見よう見まねでがんばって習得しようとする姿は試験官にも好印象です。
すぐに諦めてしまったり、違うことをしたり、別のものに関心が向いてしまっているようでは注意力や協調性の無さから不合格になる可能性が高まります。
日頃から運動させる、外で活発に遊ばせることも大切ですし、諦めずにチャレンジする精神を鍛えてあげることも忘れないようにしましょう。

失敗する子の特徴を知り、わが子のお受験の参考に

お受験で失敗する子の特徴についてご紹介いたしました。
受験を成功させるには、受かる子の特徴を知るだけでなく落ちる子の特徴を反面教師にする必要もあります。
親のちょっとした言動が、受験に失敗する子を育てる原因になっていることもありますので十分に注意しましょう。
子どもの自己肯定感を育てるだけでなく、自分で物事を考える力を身につけさせたり、指示を的確に聞く、その指示を守るように教えたり、さらに勉強だけでなくマナーや運動などにも気をつけていかなければなりません。
お受験は親だけの意思や子どものもともと備わっている能力だけでは乗り越えられません。
受かる子、落ちる子の特徴を参考にして、我が子をより受かりやすい子に育てていきましょう。

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