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共働きママ必見!子どもの情緒性を整える1日のスケジュール

規則正しい生活と情緒の安定の関係

集団生活や仕事をするうえで、自分の感情をうまくコントロールし、意志決定をするのに必要となるのが「情緒性」です。この情緒が安定しているかどうかは、共働きであってもなくても育て方次第で変わってきます。

ただし、共働きママは専業主婦ママよりも子どもと一緒にいる時間が少なくなりますし、仕事の影響などにより生活リズムも狂いやすいことから、情緒不安定になるリスクが高いのは事実です。子どもの情緒性を整えるには、スキンシップとコミュニケーション、規則正しい生活リズムを意識して生活することが重要です。

ここでは、子どもの情緒性について、また情緒性を整えるポイントをご紹介していくので、少しでも不安がある方は参考にしてみてください。

共働きの子どもは情緒が不安定になりやすいというウワサがある

仕事をしていると、どうしても仕事中心の生活リズムとなっていきます。一般的に、家事や育児の片手間に仕事をするということはありませんから、仕事をきっちりこなしてから、家事と育児の時間を作ることになるでしょう。

家事も育児も女性にとっては大事な仕事ですが、どちらも手を抜ける部分が限られてしまいます。

料理と洗濯はほぼ毎日しなくてはいけませんし、掃除もそれなり必要でしょう。さらに子どもの保育園や学校の準備、お風呂や寝かしつけなどが優先されると、遊んだりスキンシップを取ったり、子供と話しをする時間は必然的に減ってしまいます。

そうして毎日やらなくてはいけないことに追われていると、ふとした時に「子どもに寂しい思いをさせている」「用事優先で子どもと他愛ない話しをしていない」ということに気がつくことがあります。

また、共働き家庭の子どもが少しでも他の子どもと違う行動をしたり、目立った行動をしたりしたときに、なかには「あの家は共働きだから」という目で見る人がいるのも事実です。

こういった自分の負い目と他人の目が、共働きの子どもは情緒不安定になりやすいというウワサの元になっているのかもしれません。

規則正しい生活と情緒性には関係がある

情緒性に大事なのは、親とのスキンシップやコミュニケーションですが、もう一つ規則正しい生活も挙げられます。

規則正しい生活というのは、大まかに言うと太陽が昇る時に起床し、日が沈んだら就寝するという生活です。規則正しい生活と情緒との関連性について解説しましょう。

ホルモンの働きにあわせて生活することで情緒が安定する

人間の行動にはホルモンが関わっています。

朝太陽が昇ってくる時間帯には目覚めのホルモンが分泌されるのですっきり目覚められますし、起床から3時間ほど経つと集中力が高まるホルモンが分泌されます。

そして、夜には細胞を修復したり成長を促したりする成長ホルモンが分泌される仕組みになっているため、ホルモンの働きに合わせて生活をすると、毎日を気持ち良く過ごせて情緒も安定するのです。

規則正しい生活をすると自律神経のバランスが整う

規則正しい生活は自律神経のバランスにも関わっています。

自律神経は、朝起きる頃に行動力を高める交感神経が活発になり、夜眠る頃には副交感神経が優位になったりすることで良質な睡眠が得られるように働いています。

不規則な生活になると、自律神経のバランスが崩れてしまうので、夜になっても眠くならない、朝は起きられないと言う悪循環が起こり、この乱れがメンタルに悪影響を与えて情緒が不安定になってしまいます。

情緒の安定にはホルモンや自律神経が関わっていることから、規則正しい生活も間接的ですが情緒性に関係しているのです。

共働き家族が情緒性を整えるためにやるべき4つのコツ

子どもの情緒を安定させるコツ

子どもの情緒性を安定させるには、できるだけ毎日同じ時間に起床、就寝、食事をして、たくさんスキンシップをし、子どもの体と心を整えてあげるのが一番です。

しかし、共働きであれば仕事の都合などで理想通りに出来ないこともあるでしょう。

当然ですが、すべての時間を子どもに合わせることは出来ませんし、無理をしてもしわ寄せが来るので、負担をかけず情緒のためにやるべきことのコツをご紹介します。

1. 出来る限り一緒に寝る

睡眠において、寝る時間を決めることは大切ですが、仕事があれば時間がずれてしまうこともあるでしょう。

就寝時間は少し前後しても良いので、それよりも出来るだけ一緒に寝ることを心がけるのがベストです。

眠る時にお母様やお父様が一緒にいる、というのは子どもにとって大きな安心感につながります。安心すると副交感神経が優位になって血管が拡張され、血液の流れが穏やかになることでリラックスできるのです。

リラックスした状態で眠ると、レム睡眠とノンレム睡眠のバランスが取れて睡眠の質が向上しますから、目覚めもすっきりします。

もちろん、成長ホルモンもきちんと分泌されるので、体の成長と心の安定をもたらしてくれますから、出来る限り一緒に寝ることを心がけましょう。

2. 食事は手抜きでもいいのでみんなで楽しく食べる

家事のなかでも大きなウエイトを占めるのが食事です。

献立を考えて買いものをし、下ごしらえをして料理を作り、最後は食器洗いやキッチンリセットまでするというのは、仕事をするお母様にとってはかなりの負担になります。

確かに栄養バランスも大事ですが、一生懸命作った食事を子どもがまともに食べてくれなかったり、疲れている時に作ったりするとイライラして楽しい食事ができません。

食事というのは、家族のコミュニケーションツールの1つですから、食事の内容よりみんなで楽しく食べる方が大事です。

疲れている時は無理をせず、出来合いのもので済ませてしまってもいいですし、簡単にできるものだけでいいので、楽しい食事を優先してください。

3. 1日10分だけでもスキンシップの時間をとる

仕事が忙しくて子どもと遊んであげられない、休日は家事だけで手一杯というのは、共働き夫婦の共通した悩みになっているようです。

情緒性を整えるには親子のふれあいやコミュニケーションがとても重要とはいえ、まとまった時間を作るのは難しいという人は、10分だけでいいので毎日思い切りスキンシップをとるようにしてみましょう。こちょこちょで大声で笑わせてあげたり、抱っこをして本を読んだり歌を歌ったり、男の子であれば相撲を取ったりするのもおすすめです。

10分だけでもしっかり触れあえば、肌を通じて子どもの心を安定させられます。たった10分と思うかもしれませんが、小さな時間の積み重ねは、お母様やお父様と遊んだという思い出になっていくので、ぜんぜん遊んでくれない、構ってくれないという寂しい気持ちをカバーできます。

4. 家族に無理のない時間軸を作る

規則正しい生活を送るというと、朝は7時に起きて夜は9時に寝るといった時間軸を連想する方も多いでしょう。

共働きの家庭ではこのような決まった時間軸に合わせて生活するのは難しいかもしれませんが、起床や就寝、食事の時間がいつもバラバラというのは情緒の安定を妨げます。自分の家族のライフスタイルに合わせた無理のない時間軸を作りましょう。

お母様の退社時刻が6時であれば、夕飯は8時、お風呂は9時、就寝は10時というように時間が遅くなるのはしょうがないことです。大事なのは軸を作ることですから、常識の範囲で無理のない時間軸を作り、それに沿って規則正しい生活が送れるようにしましょう。

子どもの情緒性を整えるには両親がストレスを抱えないことも大事!

情緒性というのは学校生活でも社会人になっても重要な要素ですから、小さい頃からしっかり整えなくてはいけません。

しかし、仕事をしながら生活スケジュールをすべて守るというのは難しいですし、ストイックになりすぎると親も子どももストレスを抱えてしまいます。

ストレスは自律神経を乱し情緒性にも悪影響を及ぼすので、ポイントを押さえて、おおらかな気持ちで子どもと向き合っていきましょう。

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