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ゲームが子どもに与える影響は?親が知っておきたいゲームの与える良い影響と悪い影響

ゲームが子どもに与える良い影響・悪い影響

いまの子どもにとって、テレビやタブレットで遊ぶゲームは生活の一部となっています。
親からしても、ゲームがあれば1人で遊んでくれるため家事が捗りますし、長い待ち時間が必要なシチュエーションでも暇を潰せますから、飽きて騒がれることもないためとても便利なツールです。
その一方で気になるのが、ゲームが与える子どもへの影響ではないでしょうか。
ここでは、ゲームの与えるよい影響と悪い影響、そしてゲームとの上手な付き合い方をご紹介します。

時代とともに子どもたちの遊び方は変わってきている

任天堂からファミリーコンピューターが発売されてから30年以上経ち、いまは家庭用ゲーム機の種類も増え、モバイル型のゲーム機もたくさん発売されています。
ソフトも、RPGやパズルゲーム、対戦型ゲーム、クラフト系ゲームというように種類が豊富で、大人でもはまってしまう人がいるほどです。デジタル化世代の子どもにとっては、遊びと言えばゲームというのも当然かもしれません。

また、公園の減少や危険などのクレームによる遊具の撤去、不審者の増加、異常気象など子ども取り巻く環境の変化に伴い、子どもたちの遊び方も変わってきています。
現代の子どもの環境を考えられれば、ゲームで遊ぶ時間が多くなるのはしょうがないことなのかもしれません。
ただ使用制限するのではなく、親がきちんとゲームの特性を理解し、正しい付き合い方を教えることが大切です。

ゲームによって得られるよい影響

体を使わず、ただ画面上で遊ぶゲームは子どもに悪い影響しかない、というイメージがあるかもしれません。
しかし、ゲームをすることでよい影響を受けることもあるのです。ここではゲームで得られるよい影響をご紹介します。

1. 創造力が高くなる

ストーリー設定があるゲームは、いろいろな創造をしないとゲームが進まないという性質があります。必要なアイテムを探す・集る・加工する、特定の敵と戦うなど、自分が考えてキャラクターを動かしていくので、創造力や問題を解決する力が必要になります。
ある研究でも、ゲームをしている子としていない子では、している子の方が創造力が高いという結果も出ています。
昔なら、外に出て自然のなかで創造力を育めたかもしれませんが、いまはそういった環境はありません。
ゲームは、ゲームのなかの世界で子どもに知らない世界を見せてくれたり、安全な形で冒険をさせてくれたりするので、普通の遊びでは養えない力を育めます。

2. 素早くものを見分ける注意力がアップする

スーパーマリオ系のゲームは、サポートアイテムが突然出現し、それを入手することでゲームを優位に進められます。
その反面、敵の攻撃には素早く対応しなくてはいけませんし、敵が出現したらいち早く攻撃したり、障害物を瞬時に飛び越えたりする必要があります。
ぼんやりしているとすぐにゲームオーバーになってしまうため、集中力はもちろん、アイテムや敵を瞬時に見分けなくてはいけないので注意力も養われます。
必要なもの不要なものを見分ける力や注意力は、勉強にも役立つものです。
また、危険回避という意味では、交通事故を防ぐということにも役だってくれるかもしれません。

2. 素早くものを見分ける注意力がアップする

保育園や幼稚園は、無償化になるケースと一部補助が出るケース、対象にならない施設があります。違いを把握しておきましょう。

3. 視覚空間推論力が鍛えられる

eスポーツの競技の1つであるRTSゲームをしていると、視覚空間推理力が鍛えられるという研究結果があります。
視覚空間推理力は簡単にいうと空間認識能力のことで、立体的な絵を描いたり天体を理解したり、地図を読むために必要な能力です。
空間認識力が鍛えられれば、立体的な位置関係をきちんと把握できるので、バスケットボールやバドミントン、サッカーなどのスポーツも得意になります。
実生活でいえば、ショッピングモールの地図を見て自分の位置を理解できるため迷子になりにくい、段差を無意識に認識できるので無駄に転ぶことが少なくなるというメリットがあります。

ゲームによって与えられる悪い影響

ゲームが子どもに与える影響はよいものだけではありません。
ここでは、ゲームの悪い影響についてご説明します。

1. 自己管理ができないと勉強時間が確保できない

RPGなどは時間をかけてプレイするので、自分でゲームする時間を管理できないと、必然的に勉強する時間が少なくなります。
外遊びであれば暗くなったら帰る、といった「やめどき」があり、家に帰ったら勉強をするという習慣をつけることができます。
しかし、ゲームは時間も天候も関係なく遊べるので、自分でしっかり線引きをする必要があります。
これができないと、勉強不足になり学力が低下してしまう恐れがあるため、注意が必要です。

2. 暴力的なゲームのせいで攻撃的になることもある

戦闘系のゲームなどでは、暴力的なシーンが出てきます。そのため、暴力に対する抵抗感や罪悪感がなくなったり、やたらと攻撃的になったりするケースもあります。
格闘系のゲームは技を駆使したり防御をしたりといった工夫が必要なので、いたずらに暴力的になることは少ないようですが、戦闘系はただ敵を倒すだけという内容のものが多いため、攻撃的な性格になるといわれています。

子どもと親のゲームとの上手な付き合い方

ゲームと上手に付き合う工夫

子どもがゲーム好きになった場合、あまり厳しく制限しすぎると逆にストレスが溜まってしまいます。
いまの子どもにとってのゲーム機は、トランプやかるたと同じ存在です。制限ではなく、親子でうまく付き合っていくことが、ゲームの悪影響を減らしながらよい影響を得られるポイントです。

1. 一緒にスケジュールを考える

親がゲームの制限時間を設けるとストレスになりますが、だからといって好きなだけやっていいというわけにもいきません。
子どもと一緒にゲームはいつやるのか、宿題をする時間はどこに入れるか、スケジュールを決めていきましょう。
押しつけるのではなく、子どもの意見を聞きながら決めましょう。ゲーム時間に制限があれば、子どももより集中して楽しくプレイできるようになり、充実感が味わえるでしょう。

2. 一緒にプレイをしてコミュニケーションをとる

たまには子どもと一緒にゲームを楽しんでみましょう。一緒にゲームをすることでゲーム内容もチェックできますし、あまりよくないと思えば、違うソフトを買ってあげられます。
ゲームの結果で褒めてあげたり、一緒にくやしがったりと、ゲームを親子のコミュニケーションツールにしてみてください。

ゲームは制限するよりも自分でコントロールできるようになることが大事!

ゲームは1日1時間、宿題などが終わってからなどルールを決めている方も多いですし、よい影響があるとしてももちろんやり過ぎは禁物です。
いまの子どもにとってゲームはスタンダードな遊びです。いくら制限をしても24時間見張ることはできませんし、成長すればどんどん自分で自由にプレイするようになるので、ルールで悪い影響を防ぎきることはできません。
それよりも、子どもがゲームにコントロールされるのではなく、自分で使い方をコントロールできるようになることが大切です。

友達とのコミュニケーションツールにしたり、気分転換に使ったり、子どもがゲームをうまく使いこなせるように導いてあげることが、ゲームの悪影響を防ぐ効果的な方法といえるでしょう。

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