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子どもの自主性・主体性と行動力はイコール!?社会で必要な力の育て方

それは本当に「自主性?」よくある親の勘違い!

子どもの教育は簡単ではありませんが、その中でも特に育てるのが難しいとされているのが「自主性」や「主体性」です。子ども自らで動く力は、教えてもすぐに実践できるものではありませんが、それでも根気よく取り組まなければ身につくことはありません。そこで、今回は自主性や主体性はどのように育てるとよいのかについて考えてみました。

子どもの自主性を尊重した子育てとは「子ども主観」で考えること

子どもの自主性を尊重した子育てとは、いわば「子ども主観」で考える点にあります。親は子どもよりも何倍も多くの経験をしています。

これまでの経験上、失敗したことも多々あることでしょう。すると、子どもには同じ失敗をしてもらいたくないという思いや、「こうしたほうがいい」という気持ちが生まれ、どうしても子どもに対して「良かれ」とすることを押しつけてしまいがちです。しかし、それでは子どもの自主性は育ちません。

自主性とは、親がお膳立てをしてあげることではなく子どもの立場で考え、子どもが自らで考えることなのです。

親は自主性の意味を勘違いしてはいけない

特に多く見られるのが、自主性を勘違いしている親です。自主性とは「自ら考えて行動すること」なのですが、子どもには失敗して欲しくないとの気持ちから、子どもに「ベストアンサー」を提示してしまう親は珍しくありません。

答えを用意し、答えのために頑張る姿を「自主性」「主体性」と考えている親も多いのですが、ベストアンサーが用意されての行動は、自主性や主体性ではなく、従順性です。「言うことを聞くか」が問われているものであって、子ども自ら考えて行動している訳ではありません。

親が用意したレールを走っても、身につくのは「言われたことをやる」実行力であって、自主性や主体性とはまた別物です。もちろん実行力も大切ではありますが、自主性や主体性を育てたいのであれば、よい方法とは言えません。

過干渉では自主性や主体性は育たない

親であれば子どもが大切なのは当然です。失敗させたくない、傷ついてもらいたくない…。大切だからこそ、そのような気持ちを抱き、子どもに対してお膳立てしてあげたくなる気持ちはよく分かります。しかし、お膳立てをしていては、いつまで経っても自主性や主体性が身につかないばかりか、むしろ「何でもしてもらえるのが当たり前」という考えが生まれてしまいます。

あれこれ用意してもらって考える必要がない以上、子どもは自らで考えることがなくなります。言われたこと、用意されたことだけを行っていればいいという考えは、自主性や主体性とは対極にある考えです。つまり、親の過干渉が子どもの自主性や主体性を損ねることになってしまいます。

自主性・主体性をもった行動力、それは自ら考えて行動する力

自ら考えて行動する力を育てるには…

自主性や主体性とは、「自ら考えて行動する力」です。親がレールを敷いてその上を走ってもらうことではなく、子ども自らでレールを敷くことです。

もちろん楽ではないでしょう。親として心配になったり、手を貸してあげたくなることもあるかもしれません。しかし、それでは子どもも「いざとなれば親が助けてくれる」「親が何とかしてくれる」と思い続けるので、自主性や主体性は育ちません。

自ら考えることは、決して親から見てのベストアンサーではないかもしれません。むしろ「何をやっているんだ」とイラつくこともあるかもしれません。しかし、そんな子どもを見守ることもまた、親としての務めです。自主性や主体性は、成功体験からのみ得られるものではなく、失敗も含めて、「何がいいのか」が次第に見えてくるものです。

失敗は決して「悪いことではない」と教えることが大切

人生の先輩として、答えが分かっているからこそ、どうしても正解を教えてあげたくなる気持ちはよく分かります。しかし、正解だけを教えることに意味はありません。

本当の意味での正解は、「正解ではないこと」すなわち、「何をすると失敗するのか」を知ることで理解できるのです。

つまり、親の過干渉で正解だけを教えても、子どもは「なぜ正解なのか」を理解することはありませんので、失敗することも大切であり、失敗は決して悪いことではないと教えることも大切です。

積極性の伴った行動力を得るには失敗が怖くない環境を作ることが大切

親はどうしても失敗をさせないようにと考えますが、失敗することもまた、大切です。そして、失敗を恐れないことこそ、主体性や自主性に繋がります。

失敗しても怒らないだけでも子どもの気持ちが変わる

子どもが失敗すると叱責してしまう親は珍しくありません。親自身は答えを知っているからこそ、「それは違うだろ」「なんで正解が分からないんだ」という気持ちになってしまいがちですが、子どもはまだまだ正解を分かっていません。

にもかかわらず、失敗を叱責すると、子どもとしては「怒られるくらいなら何もしないほうがいい」と考えるようになってしまいますし、次第に行動理念が「自分が思っているから」ではなく、「親に怒られないために」となってしまいます。

これでは行動力など身につきません。行動力とは自ら考えて動くことですが、失敗を怒られてばかりでは、行動力よりも「怒られないために」と考えてしまうのが子どもです。しかし、そんな子どもを見て、親はさらに憤慨することでしょう。まさに悪循環です。

子どもの主体性や自主性は親の寛容さに比例する

失敗することを怒るのではなく、むしろチャレンジしたことをほめることで、子どもは「悪いことじゃなかった」と認識します。子どもにとって親の存在はとても大きなものです。親から否定されるだけで傷つくのはもちろんですが、人生のモチベーションそのものが低下すると言っても過言ではありません。

だからこそ、親は子どもには寛容な姿勢で接することが大切です。特に子どもは好奇心旺盛です。親があれこれ言わなくともチャレンジしたくなるものですが、失敗という「結果」を叱責すると、チャレンジそのものまで否定されているかのような気持ちになり、チャレンジしようとする気概、つまりは主体性や自主性が消えていきます。

親がすべきことは、子どもの失敗の責任を負うことだけであって、決して怒ることではありません。

子どもの自主性や主体性は親が大きく影響する

このように、子どもの自主性や主体性は親という存在が大きく影響します。怒るのは簡単ですが、怒ることで子どもから奪ってしまうことも多々あります。子どもの存在が大切だからこそ、怒りたくなる気持ちもよくわかるのですが、自主性や主体性を身に着けてもらいたいのであれば、安易に怒るのではなく、むしろ積極的な姿勢をほめてあげるよう心がけましょう。

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