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共働きでも子どもの教育はしっかりしたい!よくあるお悩みと解決方法

子ども教育の悩み

共働き家庭では、どうしても子どもと一緒にいられる時間は少なくなります。しかし、共働きを理由に子どもの教育を疎かにするわけにはいきません。

今回の記事では、共働き家庭の子どもの教育に関するよくある悩みと、その解決方法について紹介します。

共働き家庭の子ども教育お悩みあるある①-学力が低下する!?

文部科学省が子どもの教育に関する調査を行ったところ、家庭の教育力が低下している原因を問う質問に対し、「仕事や家庭外での活動を行う母親の増加」と回答した人の割合は25.7%でした。[注1]

つまり、4人に1人は、共働きなどで母親が家を空けることが、子どもの学力低下につながると考えているのです。これはあくまで一般の方々に行ったアンケート調査なので、実際に共働きが学力低下をもたらすという訳ではありません。

しかし、共働きが子どもの学力に影響するという客観的なデータもいくつか存在します。以下でその一部を紹介します。

母親の帰宅時間と学力には相関関係がある

お茶の水女子大学の研究資料「保護者に対する調査の結果と学力などとの関係の専門的な分析に関する調査研究」では、子どもを取り巻く環境と学力の関係についての調査結果がまとめられています。[注2]

その資料にある母親の帰宅時間と子どもの学力の関係をまとめたデータによると、母親が働いていない家庭のほうが、母親が16時以降に帰宅する家庭よりも国語、数学いずれの教科においても点数が高いという結果が出ています。これは、調査を行った小学6年生、中学3年生のどちらでも同じ結果となりました。

学力が低下する原因は勉強時間不足

上記の調査結果を見ると共働きが子どもの学力低下の直接の原因のように思われやすいですが、実は学力低下の原因は勉強時間が少ないことにあります。共働き家庭では、専業主婦(主夫)のいる家庭よりも子どもを監視しにくく、勉強時間が少なくなる傾向があるため、学力が低下するのです。

一般的に子どもは保護者の監視がないと勉強を後回しにして遊びを優先します。その結果、宿題をやらず自宅学習が疎かになり、学力が低下する傾向にあるのです。逆にいうと、自宅学習ができる環境にあるなら共働きという理由だけで学力が低下することはありません。

共働き家庭の子ども教育お悩みあるある②-性格に影響はあるの!?

子どもの成長には家族やまわりの人とのコミュニケーションがとても大切です。なぜなら、人との関わり合いは子どもの人格形成に大きな影響を与えるからです。

総務省と内閣府が行った調査によると、子どもに母親との会話時間を尋ねたところ、2000年のデータでは1時間以下と回答したのが47.2%であったのに対し、2006年には53.7%と会話時間は減少傾向にあります。[注3]

この原因の1つとして、女性の社会進出があげられます。つまり、共働き家庭が増えたことにより、子どもとのコミュニケーションにとれる時間が短くなったと考えられるのです。

親子の会話が少ないと非行に走りやすい

子どもとしっかりコミュニケーションをとることで、子どもは親の愛を感じ取ります。逆に、親子の会話が少ないと、子どもは親の愛情に飢えて非行に走ってしまうこともあります。

実際に、非行少年の半数以上は親と学校の勉強の内容についてまったく話すことはなく、普通の子どもよりも親から愛されていないと感じている子の割合が高いです。[注4]

この事実からも、親との会話が子どもの人格形成に大きな影響を与えることがわかります。

共働きであること自体が性格に影響を与える訳ではない

親子の会話が少ないと子どもが非行に走る可能性が高いと言っても、あくまで非行の原因は愛情不足です。

たとえ共働きで会話の時間が少なくなったとしても、しっかり愛情を持って接すれば心配はいりません。

親子のコミュニケーションは子どもの人格形成にとても重要なものです。共働きだと必然的に親子の会話の量が減ってしまいますが、その分密度の濃い親子の時間を意識して大切にしましょう。

共働き家庭の子ども教育お悩みあるある③-ゲームばかりしてるけど大丈夫!?

子どものゲームのプレイ時間は増加傾向にあります。文部科学省が小学6年生を対象に行った調査では、平日1日当たり2時間以上テレビゲームで遊ぶ子どもの割合は、平成22年度は22.8%だったのに対し、平成26年度には30.1%となっています。[注5]

最近ではスマホの普及により、より気軽にゲームやインターネットが楽しめるようになりました。

ゲームやスマホを取り上げるという対策も考えられますが、子どもにスマホを持たせることの多い共働き家庭ではなかなかそうはいかず、悩ましい問題です。

共働き家庭の子のプレイ時間が多い原因

共働き家庭の子どもは、とくにゲームのプレイ時間が長くなる傾向にあります。原因は、学力低下をもたらす原因と同様、子どもを監視できないところにあります。

子どもは嫌なことは自分から進んでやりません。一方で、自分の好きなことであれば、何時間でもでき、いったん夢中になれば、だれかが止めるまで延々とやり続けてしまいます。

常時親が家にいるのであれば、親がゲームを制限することも可能ですが、共働きだとそうはいきません。その結果、共働き家庭の子どもはゲームにのめり込みやすいのです。

共働き家庭の子ども教育お悩みあるある①-学力が低下する!?

共働き家庭教育の工夫

子どもの教育法にはさまざまなメソッドがあります。子どもの性格にもよりますが、共働き家庭には「積極的に子どもをほめる」という教育法がおすすめです。

叱ってばかりいると、子どもは萎縮してしまいます。一方で、ほめる回数を増やすと自己肯定感が高まり、のびのび育ちます。また、ほめられることで子どもは親の愛情を強く感じるようにもなります。

ほめる内容は些細なことでも構いません。「今日は昨日よりも宿題を少しだけ多くやった」「ゲームのプレイ時間が前よりも短くなった」といったことでもよいです。とにかくたくさんほめることが大切です。逆に、宿題を完璧にこなす、ゲームをやらないなど目標を高く設定してしまうと、ほめるポイントが少なくなってしまいます。

また、ほめる時は具体的な指摘をすべきです。宿題をしたことをほめるよりも、より具体的に「苦手な問題が解けるようになった」「以前は書けなかった漢字が書けるようになった」と具体的に指摘をしてあげましょう。そうすれば、子どもは自分のことをしっかり見てくれていると感じ、やる気が向上します。

本当に興味や関心を示すことは「夢中になれること」「好きなこと」

子どもが本当に興味や関心を示すことは、子ども自身が「夢中になれること」や「好きなこと」に対してです。こういった子どもの興味や関心は、日常生活のなかにたくさん転がっています。

共働き家庭の教育お悩み解決法②-祖父母に協力してもらい教育サポート

子どもと接する時間が短くなりがちな共働き家庭には、祖父母に子育てを協力してもらうこともおすすめです。

子どもは祖父母と多くの時間を過ごすことで、祖父母からの愛情をたっぷり受けられると同時に、高齢者とのコミュニケーションの取り方も学べます。さまざまな世代と接触することで社交的な子どもに成長するというメリットもあるでしょう。

祖父母側も、孫の面倒を見ることで生きがいや楽しみが得られるというメリットがあります。

共働き家庭の教育お悩み解決法③-幼児教室や塾の活用

幼児教育や塾を活用すれば、共働きでも効率よく子どもを教育できます。家庭によっては祖父母に育児をお願い出来ない場合もあるので、その場合は幼児教室や塾の活用も検討しましょう。

幼児教室では、英語、算数、音楽など幅広い分野の教育を行っていますし、先生やお友だちとのコミュニケーションを通して協調性も養えます。

同様に、小学校高学年、中学生の子どもには通塾させるという選択があります。塾は基本的に勉強をする場所ですが、勉強時間を確保でき、ほかの子どもたちと切磋琢磨できるというメリットがあります。

まとめ 限られた時間の中でしっかり子供と向き合えるように工夫すればOK!

共働き世帯だからという理由だけで、子供の学力が低下したり、性格が悪くなったりすることはありません。限られた時間の中で、子供を積極的にほめたり、祖父母の協力を得たり、幼児教室や塾を活用するといった工夫をしてみることをおすすめします。

[注1]文部科学省委託研究:家庭の教育力再生に関わる調査研究

[注2]お茶の水女子大学:保護者に対する調査の結果と学力などとの関係の専門的な分析に関する調査研究

[注3]総務省:低年齢少年の生活と意識に関する調査(第2回)平成12年
内閣府:低年齢少年の生活と意識に関する調査(平成18年)

[注4]内閣府:第4回 非行原因に関する総合的研究調査の概要

[注5]文部科学省:全国学力・学習状況調査

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