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1歳児のしつけはどこまで?仕事と育児を両立させる女性へ伝える1歳児の育て方

1歳頃のお子様は、生まれたときより体重が約3倍、身長は約1.5倍になって大きくなります。
1人立ちもできるようになり、赤ちゃんから幼児になっていく時期で、育児休暇からお仕事へ復帰されるお母様もたくさんいらっしゃいます。

成長はお子様一人ひとり違うものの、周りと比べて不安に感じることもあるでしょう。
今回は、1歳児ができること&これからできればよいことや、発達や言葉の上達を促す遊び方とともに、1歳児の生活リズムとしつけについて詳しくご紹介します。

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1歳児はどんな時期?「できること」と「これからできればよいこと」

1歳になると、つたい歩きや大人の手につかまって歩くお子様も増えてきます。他にも、テレビや音楽に合わせて体を動かしたり、親指と人差指で物をつまんだり、喃語をさかんに口にするようになります。

「ちょうだい」や「ねんね」などの意味を理解したり、ダメやバイバイができたり、パパ・ママと呼べるお子様も。乳歯も生え始め、離乳食も完了期に入ってきます。

しかし、1歳児の発達は個人差が大きく、いまご紹介したことができなくても焦る必要はありません。

今日できなくても、明日、来週にはできるようになることも多いです。少しでも何かできるようになったら、いっぱいほめてあげましょう。

1歳児のお子様がこれからできるようになればよいことは、

  • *1人で歩く
  • *スプーン・フォークを持つ
  • *つみきを2つ以上積む
  • *なぐり書きをする
  • *指差しして意思表示する
  • *かんしゃくを起こす
  • *「まんま(ご飯)」「ブーブ(車)」など意味を理解した言葉をいくつか言えるようになる

などです。なかなかできなくても、悩む必要はありません。
言葉が遅いと心配されていたお子様でも、3〜4歳過ぎた頃には、周囲のお友だちの誰よりもおしゃべりするようになるケースもたくさんあるように、成長スピードはお子様ごとに異なります。

1歳児の発達を促す遊び

語りかけながら、単純な内容の絵本を読んであげましょう。話しかけることで言葉の発達も進みます。コミュニケーションを大切にしながら、たくさんの言葉を聞かせてあげることが大切です。

また、同じ年頃の子どもに興味を持つので、子どもたちが集まる場所や公園など外遊びに行くのがおすすめ。
足腰の筋力が付き、しっかりと歩くのに役立ちますし、お友だちとのコミュニケーションをとる準備ができます。

一歳児の発達や言葉の上達を促す遊び方

お砂遊びや、天気のよい日はお弁当を持ってピクニック遊びをするのも、お子様にとっては特別な日に感じてもらえるので非常に喜びます。
シャボン玉が好きなお子様も多く、最初はお母様が手本を見せてあげるとよいですし、走り回りながらシャボン玉を飛ばすと一層好奇心がわくでしょう。

室内の親子遊びでは、お母様が足を少し開いて立ち、足の甲にお子様を立たせ、お子様の両腕をしっかり支えながらゆっくり歩く「ペンギンさんよちよち」もおすすめです。
「おいっちに」と声をかけながら歩き、慣れてきたら「◯◯のところまで行こう!」と目的地を決めて歩くのも楽しいものです。

また、ダンボールなどで大きめのスロープを作り、ボールやペットボトルなどを転がして遊ぶ「スロープでころころ」も1歳児のお子様にピッタリの遊びです。
お母様がスロープの下で「コロコロ来たね!」と言いながら転がってきたものを受け止めてあげるとよいです。

言葉の上達を促す遊び方

教え込まされた言葉と比較して、日常で触れる機会が多い単語は理解のスピードが早いです。
言葉の定着や発達を促すには、お子様が好きなキャラクター名、ものの名前など、普段の生活で耳にする機会が多い言葉から始めます。
キャラクター名はテレビを一緒に見ながら仕草をまねしてみたり、ものの名前はお店で売っているものを見せたり、日常的な体験からさりげなく言葉に触れさせます。

言葉を覚えるようになると、「英語も覚えさせたい!」というお母様もいらっしゃいます。
幼児向けの英語の本はカラフルなものが多いので、お子様が興味をもつようでしたら、習い始めるのもよいでしょう。

1歳児の睡眠時間と生活リズム

一歳児の理想的な生活リズム

1歳児の睡眠は、13時間が目安です。理想は7時起床20時就寝ですが、仕事と育児を両立されていると、思うように寝起きさせられないケースもあるでしょう。
しかし、お子様の発達に必要な成長ホルモンは夜に分泌されます。できるだけ早めに夕食と入浴を済ませ、遅くても21時には就寝できるように心がけてください。

お昼寝は1日1回の2時間程度が理想です。夜眠れなくならないように、午後の早い時間帯(昼食後13〜14時くらい)がベスト。なるべく決まった時間帯にします。
1歳児になると、脳も発達し夢を見ることがあります。夢と現実の差がわからず混乱し、寝ていても突然起きて泣き出すことも。泣き声が聞こえたらすぐに近くで寄り添ってあげると、お子様も安心できるでしょう。

1歳児のしつけ

言葉を理解し始めているため、善悪の判断ができるようになります。
いたずらを見つけたら真剣な顔で向かい合い、「それはダメ!」と強い口調で説明しましょう。お子様の目を見ながら、いつもと違うトーンで真剣に繰り返し言注意することで分別がついていきます。

また、「おはよう」や「いただきます」などのあいさつも、お母様が一緒に繰り返し行うことで習慣づけができます。

発達が遅くても焦らずにじっくり向き合うことが大切

この時期のお子様は一人ひとり発達のペースが異なります。つい周囲と比べがちになりますが、焦らずにじっくりコツコツとお子様に向き合っていくことが重要です。
発達を促す遊びや行動には目標も必要ですが、高すぎる目標よりも無理なく達成できるものを設定し、お子様の小さな成長を見守りましょう。

また、発育を考えるうえで重要になる食事についても配慮する必要があります。

1歳児の食事はどんな物がよいの?

1歳になると、離乳食も完了期に入ります。乳歯も生え始めるので、噛んで食べられるように少しずつ硬さを調節。まだ噛み切れないので、指でつぶせる硬さくらいまでがよいです。
大人と同じ様に1日3食で、1回あたりの食事量としては、軟飯が80〜90g、野菜果物が40〜50g、肉魚が15〜20g、乳製品が100gくらいです。

食事に時間がかかるお子様の場合、あまり長いとダラダラ食べの習慣がついてしまうので、下げましょう。
偏食が始まったお子様の場合、しっかり栄養が取れないのではと心配になりますが、成長曲線に沿った成長をしていれば、あまり気にする必要はありません。

おやつは?

食欲旺盛な時や、次の食事まで時間があるときには、1日1〜2回おやつをあげます。毎日あげる必要はありません。食事時間に影響がないように量と時間帯に気をつけましょう。
食べさせるものは果物、甘くないビスケットやおせんべいで、1〜2個(枚)が適量です。

飲み物は?

そろそろ卒乳する時期ですが、ミルクの場合はフォローアップミルクや牛乳(または豆乳)に変えていきます。
牛乳はアレルギー反応が出る可能性もあるので、うんちやお腹の調子、湿疹の有無などをよく確認しながら与えてください。

保育園に持っていくお弁当は?

お母様が仕事中、お子様を保育園に預ける場合には、お弁当が必要なケースもあります。
1歳児の食事は柔らかいものが多いので、水分がこぼれないように密封性の高い容器に入れます。手でつかみやすく、柔らかく煮た味付けが薄い野菜や豆などがおすすめです。

味付けは、大人と同量の塩分は高すぎます。腎臓機能が未発達なので、薄味を心がけるようにします。
お弁当の中身についてわからない時は、保育園の先生にアドバイスをもらいましょう。

1歳児のしつけと叱り方はどうしたらよい?

1歳児のしつけで大切なのは、すぐに結果を求めないことです。失敗を繰り返しながら少しずつ覚えていけばよいのです。

生活で大切だとお母様が思うことを繰り返し伝え、お子様の頭に刷り込ませます。
例えば、「おはよう」「いただきます」などのあいさつ、「ありがとう」をはじめとするコミュニケーションに必要な言葉がよいでしょう。
お母様や周囲の大人が、お子様と一緒に言うことでだんだん覚えていきます。

いたずらや危険なことをした場合は、叱らずゆっくり何度もお子様の目を見てダメだということを伝えます。
1歳児のしつけは厳しくするものではなく、お子様の発達状態を知り、遊びながら行うのが理想です。
保育園などへ通うと、いままで家族だけだった世界が先生やお友だちと関わることで大きく変化します。
時には自分の意志が通らず我慢がしなければならず、つらい思いをすることもあります。そんなときにはどうしたらよいのか少しずつ教えてあげましょう。

1歳児のしつけはゆっくり何度も繰り返すのが重要

1歳児は赤ちゃんから幼児へと成長する時期です。卒乳や食事も離乳完了期に入ります。噛みやすく薄味のものを食べさせましょう。
しつけはすぐに結果を求めず、大切なことを笑顔でじっくり何度も繰り返して伝えることが大切です。

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