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暗記ではない記憶力!鍛えることで子どもの可能性を引き上げる

暗記と記憶の違い

「記憶」と「暗記」は似ているようですがそれぞれに違う意味を持っています。勉強に必要なのは暗記力だと考えられていますが、暗記力を高めるためには実は記憶力を高めることが大切なのです。

暗記力と記憶力の違いをしっかり理解して、子どもの記憶力を高めるトレーニングをしていきましょう。

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新しく物事を覚える「暗記」・覚えたことを忘れないようにする「記憶」

暗記と記憶は似ているようですが意味合いはかなり違います。暗記とは、そのものや文章を見なくても思い出せるようにしっかり覚えること。記憶とは、経験したこと、学んだことを頭に残しておくことを意味します。

つまり、暗記は新しく物事を覚えることで、記憶は覚えたことを長く忘れないようにする力のことです。暗記をした内容を記憶しておくことが大切であり、この2つの力はどちらが欠けても成り立ちません。

子どもに大切なのは暗記力より記憶力

子どもの脳は真っ白なキャンバスのような状態です。さまざまなことをインプットしやすく、その分暗記もしやすいのが特徴です。丸暗記をする力が高いのは10歳前後がピーク。

しかし、子どもは暗記は得意なものの、記憶することは苦手な傾向にあります。覚えたつもりでもすぐに忘れてしまうので、テストの成績がよくてもその後暗記した漢字や数式などを思い出しにくく、結局力が身についていない状態になってしまいます。

子どもの頃に習う漢字や数式などは大人になっても大切です。そのため、暗記力だけでなく記憶力を高めるトレーニングもしっかり行っていかなければなりません。子どもの記憶力を高めることで、その後も無駄な復習をする時間を省き、スムーズに勉強を進めていくことができるようになります。



子どもの記憶力を高める方法

子どもの記憶力を高める方法

子どもの記憶力を高める方法を6つご紹介します。

1. 親子で会話をしながら散歩をする

人はわくわくすると、脳からθ波という脳波が出ます。このθ波が出ている間は脳が活性化しており、記憶しやすい状態になります。θ波は意識的に出すことができます。

それが、歩くこと。ハードな運動ではなかなか続きませんし、子どもと一緒に行うことも難しくなります。

しかし一緒に散歩をするだけでもθ波を出すことはできるのです。室内のランニングマシンを使ったり毎日同じルートを散歩するのではなく、外に出て違う道を探索するようにあちこち歩いてみるとより効果的です。

あとでもご紹介しますが、親子の会話も記憶力を高めるには効果的です。散歩をしながらたくさん会話をして、子どもの記憶力を高めていきましょう。

2. ストーリーを作る遊びを行う

いくつかのものをピックアップして、それらのものがつながるようなストーリーを組み立てるような遊びをしてみてください。どんな内容でも構いませんし、話のつじつまがあっていなくても大丈夫。一見意味のないことのように見えますが、物事を忘れないようにするには大切な方法です。

このようなストーリーを作る遊びを何度も行うことで自然とこの習慣が身につくようになり、必要な持ち物を忘れにくくなる、文法や手順を忘れ難くなるといった記憶力を高めていくことができます。

3. 具体的な質問を投げかけながら会話をする

基本的なことですが、記憶力を高めるには会話をすることも大切です。「今日は何があった?」「それでどう思った?」など、質問をたくさんしてあげるようにしましょう。質問に答えることでその日のことを思い出すことができ、頭の中から記憶を引き出す力を身につけていくことができます。

記憶力を高めるには、その記憶したことを言葉に出して何度も表現することが大切です。小さな子どもには、教育番組のクイズのように楽しく質問を繰り返してみてください。

「もっと覚えたい!」という気持ちを引き出すことができ、自然と記憶力を高めることができます。中学生や高校生の子どもには、さらに詳しく具体的な質問を投げかけるようにしてみましょう。

勉強についてのことはわからなくても、日常に関する出来事を掘り下げて質問するだけで大丈夫です。質問を繰り返すことで、何歳になっても記憶力を高めていくことができますよ。

4. 興味のある分野を深める

子どもは、興味を持った分野においては素晴らしい記憶力を発揮することがあります。時間を忘れてのめり込んだこと、何かを成し遂げたことはその子どもの記憶に深く刻まれるようになります。

たとえばアニメのキャラクターや電車の名前、植物の種類など、子どもが興味を持った分野なら何でも大丈夫。その分野に対しての知識を深められるような図鑑、動画、絵本などを与えて、関心を高めてあげましょう。好きなものをたくさん記憶することで、自然と記憶力を身につけていくこともできます。

また、その興味のある分野に結びつけて記憶するという想像力も身につくようになります。漢字、英単語、数式など、子どもは意外なものを興味のある分野に結びつけて覚えているケースも多いのです。アニメのキャラクターの名前など、一見記憶力に関係なさそうに見えることでもとことん付き合ってあげましょう。

5. 一緒に楽しみ子どもの心を動かす

過去の体験も、記憶力を高めるには大切です。記憶に強く結びつけるには心を大きく動かすような出来事が必要。そのためには、子どもが発見したこと、感動したことを共有していくことがおすすめです。

自分が知っていることでも、子どもにとっては初めて知ったことはたくさんあります。適当に相槌を打って終わらせずに「すごい!」「知らなかった!」と感動してあげましょう。身近な存在であるお母さん、お父さんと共有した感動は、子どもにとっては記憶に結びつきやすくなります。

子どもの心を動かすには、積極的にさまざまな場所に出かけて楽しいこと、美しいものに触れることが大切です。一つ一つのことに大げさくらいに反応して、子どものリアクションに合わせて感情をしっかり表現することで、子どもも感動しやすくなります。一緒に楽しむことで子どもの記憶力を鍛えていくことができます。

6. 付箋を好きな場所に貼り付ける

付箋を使って記憶力を高めていくことも可能です。記憶したいことを付箋にかいて、どこでも好きな場所に貼り付けていきましょう。

子どもの場合は記憶したいことだけでなく、思いついた言葉をなんでも付箋にかいて楽しむだけでも大丈夫。中学生や高校生の子どもなら、テストに出る範囲の単語などをかいて部屋やトイレ、リビングなど好きな場所に貼り付けていいよという風に教えてあげましょう。

付箋は、ノートとは違いいつでもどこでも見ることができます。ノートを開くという手間がない分、すっと目に入れて記憶していくことが可能になります。

また、子どもの場合はシールと違ってどこに貼り付けても剥がしやすく、大人のストレスにならないというメリットも。可愛いキャラクターの付箋やカラフルな付箋を使うことで見るのも楽しくなり、何度も付箋をチェックする習慣を付けることができます。

暗記との違いを押さえて子どもの記憶力を引き上げる

親は暗記と記憶の違いをしっかりと押さえておき、子どもの記憶力向上に活かしましょう。記憶力は、散歩中の会話やストーリーを作る遊びなどで養えます。まずは子どもも親も楽しめる方法で、記憶力を引き上げていきましょう。

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