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幼児期に喜怒哀楽を教え、子どもの表現力を養う

感情表現は幼い頃に教えるもの

幼児期に喜怒哀楽の感情を教えるのは、子どもの発達においてとても大切なことです。喜怒哀楽の感情表現ができるようになると、自分の気持ちを相手に伝えられ、相手の気持ちも理解できるようになります。相手の気持ちを理解できると、感情をコントロールできるようにもなります。幼児期に教える喜怒哀楽の感情とその表現力を養うためのポイントを解説します。

感情豊かな子供に育てるためにもまず子どもの感情を受け止める

子どもが感情を豊かに表現できるようになるためには、幼児期に喜怒哀楽の感情をはぐくみ、感情の表現方法を教える必要があります。

近年、自分の感情をうまく表現できない子どもが増えています。うまく表現できないということは、自分の気持ちを相手に伝えられないだけでなく、相手の気持ちを理解することも難しいということです。

相手の気持ちが理解できないと、感情のコントロールもできなくなり、友達関係で悩んだり、精神的に不安定になってしまったりする可能性が高くなります。感情は生きていくうえでも、社会に適応するためにも、非常に重要なものなのです。

感情豊かな子どもに育てるためには、喜びを感じたときに喜び、怒りを感じたときに怒り、哀しみを感じたときに哀しみ、楽しいと感じたときに楽しむことを幼児期から大切にしましょう。まずは子どもの感情を否定せずに受け止めることが大切です。親が感情を受け止め認めることで、子どもは安心して感情を表現できるようになります。

喜怒哀楽の感情別!子どもの感情を受け止めるためのポイント

子どもの感情を受け止めるためのポイント

喜怒哀楽の感情を受け止めて子どもと共有するためのポイントを、それぞれの感情ごとに解説します。

【喜】うれしい気持ちを親が表現する

喜びを発達させるための基礎になるのは、親から子どもに向けられる愛情です。生後間もない乳児の頃から、おむつを交換した後に「気持ちがいいね」「うれしいね」など、自然に笑顔で声をかけていた親の気持ちは子どもに伝わっています。

子どもは親のことをよく見ています。成長とともに大人のまねもしたがります。まずは、親が見本となり、感情豊かに子どもに接するようにしてみましょう。子どもがうれしがっている姿は、親もうれしいと思います。その気持ちを素直に表現し「うれしいね」とあえて言葉に出して表現してあげるようにしましょう。

また、子ども自らが「うれしい!」と言葉で表現したときには「うれしいね!」と同じことを言って、共感していることを伝え、子どもの感情を認めてあげましょう。子どもは共感し認められることで、うれしいという感情を改めて認識できます。さらに親に認められ守られているという安心のなかで、素直に感情を表現できるようにもなります。

さらに、子どもと一緒にいるときは、できるだけアンテナを張って子どもの感情をキャッチしてあげましょう。子どもがうれしそうにしていたら「うれしい?」と声をかけたり、話しかけたりしてみましょう。そのような会話が、子どもにとってこの気持ちが「うれしい」ということなのか、と自分のなかにある感情について知るきっかけにもなります。

【怒】子供の怒りを受け止めてコントロールを学ばせる

子どもが、泣いたり怒ったりしたとき、頭ごなしに「泣いちゃダメ!」などと否定をするのはやめましょう。否定をしても子どもの怒りの感情は消えません。怒るというネガティブな感情も生きていくうえでは大事な感情です。

子どもはまだ周囲の状況を考えることが難しいため、外で泣いたり怒ったりすることもあるかもしれません。そのようなとき、思わず大人は周囲のことを気にして「こんなところで泣かない!」などと言ってしまいがちですが、そのように子どもの感情を抑えつけてしまうと、子どもの感情表現を妨げてしまうことになります。

幼児期から怒りを抑えるコントロールを身に付けさせるためには、まず、しっかりと子どもの感情を受け止めて聞いてあげることが大切です。そうすることで、子ども落ち着いてどうしたいかを考えたり、自分の思い通りにはならないことがあると理解ができるようになったりします。

親が子どもにきちん向き合い、その気持ちを聞いてあげることで子どもは安心でき、心に余裕が持てるようになるのです。心に余裕がもてると、感情のコントロールもしやすくなります。子どもが泣いたり怒ったりしたときは、まず親である自分が感情をコントロールしながら、しっかりと子どもと向き合うようにしてみましょう。

【哀】子どもと悲しい気持ちを共有する

子どもにはあまり悲しい気持ちにはなってほしくないと思うかもしれませんが、悲しみも大切な感情の1つです。悲しみの感情の表現にも、親が共感してあげることが大切です。

子どもは、共感されることで落ち着きを取り戻します。子どもが悲しみの感情を表現したときも「泣かない!」「痛くない!」など否定をするのではなく「悲しいね」「痛いね」とその感情に寄り添い、共感してあげるほうが、泣きやませるためにも効果があります。

また、「どうして泣いているの?」「なにが悲しいの?」などの言葉をかけ、子ども自身が、悲しい理由を考えて、感情を説明できるように問いかけてみましょう。感情を受け止め、かみ砕いた問いかけをすることで、感情表現と同時に問題解決力も養えます。

子どもは親の言葉や表情をよく見ていますし、感じ取ってもいます。親が悲しみなどの特定の感情表現を嫌うと、子どもは親に嫌われたくないために、その感情を我慢して表現しないようになります。その結果、自分の感情をうまく表現できなくなってしまいます。「泣く子は嫌い」「すぐに泣かない!」などとは言わないように気を付けましょう。家庭内で過度に我慢させすぎてしまうことは、反対に家庭の外で感情が爆発する要因にもなります。

幼児期は感情を我慢させず、素直に表現させてあげることも大切です。また、悲しみの感情を教えるために、絵本などの読み聞かせも有効です。絵本のなかの登場人物や動物などの気持ちになって、子どもと一緒に「悲しいね」「寂しいね」と言いながら悲しみの感情を共有しながら教えることで、悲しみの感情をはぐくめます。また、悲しみの感情を知ることで、相手の悲しみも理解できるようになり、思いやりのある行動がとれるようになります。

【楽】満足感や楽しい気持ちを子どもと分かち合う

楽しいという感情は、親も一緒に共有し分かち合いましょう。子どもは親とのコミュニケーションのなかで感情を学びます。一緒に歌ったり、踊ったり、遊んだりすることで楽しいという感情が豊かに育っていきます。さらにその感情をうまく表現できるように、親が見本になり「楽しいね」と感情を言葉に出してお子様に伝えましょう。

感情表現は言葉だけでなく表情も大切です。楽しいときはおもいきり笑うなど、表情も豊かに感情表現しましょう。親が楽しそうにしていることで、お子様はさらに楽しいという感情が増し、同じ気持ちを感じていることに満足感を感じます。

また、感情表現をうまくできない子どもの要因として、テレビが子育てに使われるようになったことが挙げられています。テレビの場合、テレビ側からは感情表現されますが、見ている子どもが笑っていても泣いていても、テレビ側からは何も反応がありません。その一方通行のコミュニケーションでは、子どもは自分の感情表現が相手に影響を与えることを学べないのです。[注1]感情表現を学ぶためには、楽しさを共有し分かち合える、相互でのコミュニケーションが重要です。

感情表現の基礎は親子のコミュニケーション

幼児期に喜怒哀楽の感情を育てるためには、親子のコミュニケーションが重要です。親が子どもの感情を受け止め、寄り添うことで、子どもは豊かに感情表現ができるようになるのです。

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