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子どもの地頭は日常習慣で決まる|「観察力」を養うために親がやめること

地頭のいい子はどんな子ども?

親であれば、だれしも自分の子どもには人生の勝負どころで力を発揮してほしいと思うものです。そのためには、判断力や決断力、物事に臨機応変に対応できる力をもつ子、いわゆる「地頭のいい子」に育てることが大切です。

では、子どもの地頭をよくするにはどうすればよいのでしょうか。その1つの方法が、観察力を養うことだといわれています。観察力は考える力の起点となり、問題解決能力を高めるうえでも重要です。人間社会を生き抜くための、基本となる能力ともいえるでしょう。

そこで以下では、日常習慣のなかでどうすれば子どもの観察力を高められるのか、親として注意すべきことは何かについて詳しく解説します。

「地頭のいい子」とは観察力が優れている子ども

観察力をもつ子は、勉強やお稽古の時間だけではなく、日常生活そのものが学びの場となっています。そのため、常に何かを学んでおり地頭の面で優れていることが多いです。

地頭のいい子は総合的な人間力がある

地頭がいいとは、知識を豊富にもつことや、毎日勉強・学習に頑張っていることだけを意味するのではありません。

*頭の回転が速く論理的な思考ができること
*多角的に物事を見ることができること
*コミュニケーション能力が高いこと

*表現力が豊かであること

といった人間としての総合的な能力の高さを表すのが、地頭がいいということです。地頭のいい子は短い時間でも効率的に学習できるので、いわゆる「ガリ勉」をして頑張っている子よりも少ない時間で高い成績を上げられます。

また、物事を多角的、客観的に見られるので、周囲に流されずに自分なりの価値観を形成でき、人間関係を円滑に保つ能力も高くなります。

観察力は考える力の原点となる

なぜ子どもによって、地頭によさに差が生じてくるのでしょうか。その最も大きな要因の1つが、観察力をどれだけ持っているのか、という点にあります。

人間は何かを見たり、感じたりする観察という行為を通さなければ、それは何を意味しているのかを考えるきっかけを持てません。

つまり、観察をすることでその対象に対する疑問が生まれ、そこから思考が生まれるわけです。近年、考えることが大事、考える力を身につけることが重要とよくいわれますが、その大本にあるのは観察力であるといえます。

地頭のいい子は観察力が高い

観察力の高い子は、普段の生活のなかでさまざまなもの、出来事に意識を向けています。それは何なのか、なぜそのようなことが起こっているのかと問題意識を持ちやすいのです。

たとえば機械類を見れば、どんな構造になっているのか知りたいと思い、外で知らない花や昆虫を見つけると自ら事典で調べたいと思います。日頃からそのような生活をしている子は、自然と考える力や問題を解決する力を身につけていくため、自然と地頭のいい子になっていくのです。

観察力は教えても身につかない2つの理由

子どもに地頭をよくしてもらうべく、繰り返し周囲のものや出来事を観察するようお願いしても、実際にはなかなか実行してくれません。しばらくは観察したとしても、すぐに飽きてしまうでしょう。

それもそのはずで、観察力は親のお願いや強制などによって身につくものではなく、日常習慣のなかで鍛える必要があるのです。

観察力は知識のように教えることでは伸ばせない

観察力とは特定の知識ではないため、親から子どもに直接伝え、覚えてもらうことはできません。子どもが日頃から自分の身のまわりのものや出来事に注意を払う癖を身につけてもらうことが、観察力を養ううえで大切です。

観察力は日頃から鍛える必要がある

地頭のいい子は観察力があると聞くと、まるで生まれながらに才能があるかのようにも聞こえますが、実はそんなことはありません。観察力の高い子は、別に生まれながらにしてその力を持っていたわけではなく、親・家族など家庭環境のなかで生活しているうちに、観察力を鍛えることができたのです。

子どもの観察力をアップして地頭をよくすることは、親が意識的に子どもの観察力を高められるような行動をとることでも、十分に実現できます。

観察力を育てるために行うべき親の習慣

子どもは親との関係性のなかで育っていきます。子どもに観察力を身につけてもらいたいならば、まずは親のほうから自分の習慣・行動パターンを改める必要があるでしょう。以下では、子どもの観察力を高めることにつながる、親の行動について紹介します。

子どもに質問を投げかける

自分がわからないことは親に質問して理解を深めようとするのが子どもの典型的な行動ですが、これを逆にして、親のほうから子どもにいろいろな質問をしてみましょう。

子どもは、質問されたことにうまく答えようとして、ものや出来事を自分なりに調べ、分析しようとします。たとえば、大根はどのように育つのか、さつまいもはどうやって収穫するのかといったことを質問すると、子ども自身が「いわれてみると、どうなっているんだろう」と疑問をもつきっかけとなるでしょう。

日常的に親のほうからいろいろな質問をしてくることがわかると、子どもはどんなことを聞かれても答えられるように、普段から身のまわりのことにアンテナを張ろうとします。そのような心かけは、観察力を高めるうえで有効です。

今日何があったのかを細かく話してもらう

子どもに対して今日一日何があったのか、普段から習慣のように聞くようにすることも、観察力アップにつながります。その時、たとえば幼稚園の先生に注意されたと話したら、どうして注意されたのか、注意されないようにするにはどうすればよいのか、といったことを軽く尋ねてみましょう。

質問された子どもは今日の自分の行動を振り返り、どのように行動すればよかったのかを自分で考えます。こうしたプロセスを通して、自分の行動を見つめなおす視点を日ごろから持てるようになれば、子どもは観察力を着実に養えるでしょう。

普段行かない場所に連れて行ってあげる

普段あまり行かない場所に子どもを連れていくと、新たな発見や知らなかったことに出会える機会を子どもに提供できます。ただしその場合、楽しかった、面白かっただけでは終わらないように、親のほうから何がどのように楽しかったのか、どうして面白いと思ったのかなどを軽く尋ねてあげましょう。その日に体験したことの理解が深まります。

観察力を育てるために親が避けるべきこと

子どもの観察力を育てるための親の行動

観察力を育てたいと思っても、親の余計な一言・行動で子どもの観察力を高める機会を奪ってしまう恐れもあります。子どもを地頭のいい子にするためにも、避けるべきふるまいを覚えておきましょう。

子どもが観察しているものを先まわりして教える

親・大人が知識・経験として知っていることでも、子どもにとっては初めて目にするもの、感じるものはたくさんあります。しかし子どもが未知のものを観察しているとき、親が横からそれが何なのか、どんなメカニズムなのかを講釈すると、子どもは自分の力で未知のものを解明する気力を失うでしょう。

知らないことは親に聞けばいい、という思考パターンが子どもに身についてしまうと、観察力は身につきません。

親の価値観を押しつける

子どもの観察力を高めるには、子どもが観察して疑問に思ったものや出来事については、本人の力で調べて考え、自分なりの答えを探そうとすることが大切です。

しかし親側が、子どもに対して自分の考え方・価値観を押し付けてしまうと、子どもはそのフィルターを通してしかものや出来事を理解できなくなってしまいます。そのようなフィルターができてしまうと、子どもは身のまわりの出来事を多面的・客観的な視点で見ることができなくなり、観察力を鍛えるのも難しくなるでしょう。

子どもが考えているときに尋問する

親が子どもに対して、観察内容について質問するときは、あくまで考えるきっかけや、理解を深める効果を出すために、軽く行うことが大切です。子どもが考えているのに無理に答えを聞き出そうとする、これはどうなっているのかと尋問するように質問するのは控えましょう。

それによって子どもは萎縮し、逆に観察しようとする積極性を失ってしまう恐れがあります。

子どもの観察力を高め地頭をよくするには日常習慣を見直すことが大事

子どもを地頭のいい子にするには、考える力の土台となる観察力を鍛える必要があります。しかし親が観察しなさいと口でいうだけでは観察力は伸びません。

日常習慣における親との関係性のなかで、少しずつ能力を高めていく以外に方法はないのです。子どもの地頭をよくしたいなら、観察力アップにつながるための日常習慣を今日から実践してみてはいかがでしょうか。

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