【託児池袋校】巨大こいのぼり制作

2024年5月15日

こいのぼりの共同制作を行いました。

年少は2色、年中は3色のうろこを使用し、年長はアレンジしてレベルを上げた配色で「系列」を意識して取り組んでいます。

「系列」とは、赤、青、赤、青…といったように順番や規則性に気づいて丁寧に並べることを言い、将来的には算数や数学につながる考え方です。
小学校受験でもこの系列を意識した問題がよく出題されます。
今月、年少・年中・年長クラスでは系列の理解を深めるための取り組みを行っています。
決められた線上に＜赤・白＞の系列を意識して紅白玉を等間隔で並べたり、身体の部位に当てはめて系列を覚えたりしています。
たとえば頭を触りながら＜赤＞肩を触りながら＜青＞お腹は＜黄色＞という具合です。

制作のなかで、順番を守ることも意識しています。
列に並んでうろこを取り、のりづけしたうろこを持って再び列に並んで待ちます。
また、のりをつけて持ってきた赤色のうろこが系列に当てはまらず、後ろのお友だちが青色を持っているとき、今必要な青色を持っているお友だちが列に並んでいないとき、どうするかをみんなで考えました。「青の人を待つ！」「青色を持っている後ろの人に、先にいいよと言う！」　「青色持っている人いますか？と声をかける」などさまざまな意見が出たので、それを実践できるように声をかけながら行いました。
状況にあった声かけ、声をかけられた側の対応、考える力、周りを見る力が、こういった経験の積み重ねでついていくことを信じて、日々活動しています。

ほかにも、のりは必ずのり下紙の上で使う、使うたびに蓋をしっかりと閉めるなどといった道具の扱いも、丁寧に行っています。
年少さんにとっては、初めての水のりでした。本体を下に向けると出てくるのりが面白くて見入ってしまい、出し過ぎてしまうお友だち、出過ぎるのが怖くてのりをほとんど傾けず、のりづけに苦戦するお友だちといろいろな反応が見られました。

制作中は先生が声をかけなくても　「次青色が必要だから私すぐに持ってくるからね！待ってて！」　と率先して連携を取る子を中心として、協力して鮮やかな巨大こいのぼりを完成させることができました。

活動のなかでさまざまなことを感じ、学び取ってくれる子どもたちに、日々囲まれています。