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子どもの表現力を豊かに~感情・自己表現が上手な子になってほしい

子どもは日々様々な経験をして育つ過程で社会性や協調性を身につけますが、表現力が乏しいと自らの思いや考えを相手に伝えることが困難になってしまいます。自己表現は幼児期に限らず成長してからも必要な力なので、親であれば自分の子が感情・自己表現が上手な子に育つことを願うことは当然といえるでしょう。今回は、お子さんの表現力を豊かにしたいと願う親御さんに向けて、表現力が乏しい子の特徴、子どもの表現力を鍛える方法を解説します。

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表現力が乏しい子の特徴はこの3つ!

『子供の表現力を豊かに~感情・自己表現が上手な子になってほしい』(1)

上記の図解のように、下記3つの特徴を持つ子どもは表現力が乏しいといえるでしょう。

  • 1.最低限の文節しか話さない
  • 2.集団に馴染めない
  • 3.感情をあまり表に出さない

表現力が乏しいと、社会性や協調性といった他人と行動を共にする能力が十分に身につきません。

表現力は、自身が思っていることや感じたことを相手に伝えるために必要不可欠な能力です。子どもは両親や友だちなど周囲の人たちと話し触れ合い、コミュニケーションをとることで社会性や協調性を身につけます。

しかし表現力が乏しい子どもの場合、相手との意思疎通を図ることが困難です。他者と共に過ごすことで得られる喜びや悲しみの経験が人より不足してしまうため、相手の気持ちを理解できず思いやりに欠けた子へ育ってしまう可能性も危惧されます。

たとえば、公園や保育園・幼稚園などでは、歳の近い子ども同士がお互いの名前を呼び合い遊んでいる光景がよく見られますよね。子どもはこうした遊びを通じて自己主張の仕方やケンカしたときの悲しみや怒りといった感情を実際に体験します。そうすることで相手の気持ちに気付き、思いやりの心を少しずつはぐくんでいくのです。

表現力を鍛えるために積極的に会話や読み聞かせをして言葉を引き出そう

会話のボキャブラリーが乏しい子どもの場合、自分の気持ちや思いを表現したくても単純に言葉を知らないというケースがあります。ボキャブラリーは日常生活の会話を通して習得するため、お父さんやお母さんなど周りの人が子どもと積極的に会話しなくてはなりません。

また、言葉を通じて自身の気持ちや体験したことを相手に伝えるためには、子どもに新しい言葉を覚えさせて実際の会話で使う環境を作る必要があります。たとえば、絵本の読み聞かせや、言葉を言い換えて同じ表現をする練習などがいいでしょう。

特別な教育を施さなくても自然と言葉は習得されていくものと思いがちですが、会話では同時に相手の言葉を聞く力も求められます。言葉による表現力を鍛えるためには、会話の中で語彙をインプットする力と自分なりの言い回しでアウトプットする力、それぞれをバランスよくはぐくむ必要があるのです。



表現力を鍛えるために遊びや会話で想像力を掻き立てよう

『子供の表現力を豊かに~感情・自己表現が上手な子になってほしい』(2)

子どもの「なぜ」「どうして」といった疑問や興味は想像力を豊かにして知的・精神的な成長を促し、見る力と考える力を育むために必要な刺激です。物事に対する子どもの想像力は、普段の何気ない遊びや自分と異なる他者の意見によって刺激されます。

想像力は子どもが集団行動する際に自然と求められるもので、何かに扮して遊ぶ「○○ごっこ遊び」や「積み木」などが代表的な例です。子どもの想像力が乏しいと、他者と一緒に遊ぶことで得られる面白さや協力してなにかを創造する充実感をイマイチ理解できません。

また、子どもがグループで自分なりの表現をできるように、他者の意見や思いを取り入れて柔軟な視野を身につけさせる必要があります。たとえば、子どもが空を指指さして「あの雲○○に似ているね」と言った場合。お母さんやお父さんは「そうだね、だけどママ(パパ)は○○にも見えるな」といった形式で子どもの想像力を掻き立てましょう。

表現力を鍛えるために親自身の感情表現を手本にさせよう

子どもの自己表現は感情が根底にあるため、相手の表情から気持ちを読み取り自分からもアピールする力が備わってないと表現力が乏しくなってしまいます。そのため親自身が手本になり、子どもに喜怒哀楽を教えてあげなくてはいけません。

たとえば、自宅で生けていた花が枯れてしまったとき。それほど思い入れが強い花でなかったとしても「枯れてしまって悲しいね」といった具合で子どもに悲しいという感情を教えましょう。多少なりとも過度な感情表現を親自身が率先して行うことで、子どもは親を手本に感情というものを学び、まねします。

また子どもが自身の気持ちをしっかりアピールできないと、感情の矛先を物や人に向けてしまうことがあります。子どもが突然おもちゃを投げたり腕に噛みついてきたりすることがありますが、これは自分の感情をうまく表現できないがゆえのパニック状態といえるでしょう。

大人でも泣いたり笑ったり感情を表に出すと気持ちがスッキリすることがありますが、子どもの場合も同様です。幼いころから自身の気持ちを表現する術を身につけていないと、感情に疎い大人へ成長してしまうかもしれません。

豊かな表現力は大人になってからも重宝される生涯の宝

豊かな表現力は人生のできごとを鮮やかにし、大人になってからも重宝される生涯の宝です。子どもと共に様々なことを体験・共感し、感じたことを親自身が自ら豊かに表現してあげることで、感情・自己表現が上手な子に育ちます。

当然ながら子どもは自らの表現力を豊かであるかを判断できないため、親自身が子どもの自己表現を日々観察しなくてはいけません。忙しくて子どもと触れ合う時間が人より少ないという場合は、幼児教育を専門とする託児を利用するのもおすすめですよ。

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