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子どもの社会性をはぐくむためにいつから何をする?他者との関わりから社会性を学ぶ

子どもはいつか独り立ちをします。その時に重要となるのが人付き合いや、環境の変化に対応できるスキルです。そのスキルの根本となる「社会性」を身につけさせてあげるためには、いつから何をすればいいのでしょうか。こちらでは、社会性について解説したうえで、社会性の育み方についてご紹介します。

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社会性とは「聴く」「話す」「従う」など他人とうまく関わるための基礎的な力

社会性には明確な定義がなく、研究者によっても捉え方が違いますが、一般的には「自分の気持ちや考えを周りの人に理解してもらえるように表現する力」と考えられています。

つまり、「聴く」「話す」「従う」など周りの人とうまく関わっていくための基礎的な力であり、その力を育てることが社会性をはぐくむ事につながると言われています。

これができないと、わがままな子どもだと捉えられたり、親のしつけがなっていないと思われてしまいます。

社会性を身につけさせるのは4〜5歳くらいから

子供の社会性を育むためにいつから何をする?他者との関わりから社会性を学ぶ

社会性をはぐくむと言っても、幼児の段階から始める必要はありません。3歳ぐらいまでは、例え保育園で遊んでいるとしても、基本的には「個」の中にいるので、この時期に無理に社会性を教え込まなくて大丈夫です。

社会性が必要になるのは小学生からなので、就学する1年から2年前から身につけさせるようにするといいでしょう。

小さいうちは両親との関わりを通して社会性の土台を作る

幼児から始める必要はないとは言え、小さいうちは何でもわがままを聞いて甘やかしたり、他人に迷惑をかけても注意をしないなど、しつけをしなくて大丈夫ということではありません。

言葉をしゃべったり理解するようになったら、してはいけないことなどはきちんと教えてあげるのは社会性の土台形成に必要不可欠です。

最初は戸惑ったり、癇癪を起こすかもしれませんが、子どもは潜在的に両親と仲良くしたい、優しくされたいという気持ちを持っています。その気持ちが社会性が発達する原動力になるのです。

また、小さいうちは、同年代の子どもと遊ばせるよりも親と遊ぶ子どもの方が社会性のスキルが高められると言われています。親が同じ目線になりながら、遊ぶ上で大事なことやルールを示してあげると、そこから子どもは学んでいきます。

上から押さえつけるように学ばせるのではなく、子どもが主導権を持っているように感じさせてあげながら、少しずつ人との関わり合いを教えていきましょう。

徐々にいろいろな人と出会える環境に連れ出して関わりをもたせる

土台がきちんと作られてきたら、4〜5歳くらいの時期から社会性を身につけるようにしていくといいですね。

社会性とは、自分と他者との違いを受け入れ、そのことを考えたうえで行動するということです。保育園などでは年齢の近い子どもや優しい先生との関わりしかないため、多様性のある関わりを持つには、いろいろな人と出会える環境に積極的に連れ出してあげると良いでしょう。

とは言え、いきなりいきなり1人で見ず知らずの人ばかりの環境に放り出すのは要注意。もしそこで何かあったら、人と関わることがトラウマになってしまうかもしれません。最初は親も一緒にいてあげると安心です。

遊びを通じて他者との関わりを持ち、そこから学ぶ

子どもの1日の多くを占めているのが遊びの時間です。

この遊びの時間を通して、子どもは

  • *勝ち負けの嬉しさ、悔しさ
  • *自由に創造する力
  • *頑張ったときの達成感
  • *挑戦する積極性
  • *最後までやり抜く力、集中力

など、人生において重要となるさまざまなことが経験できます。

また、子ども同士で遊べば、

  • *「○○ちゃんと助けよう」といった思いやり
  • *「こういうことをしちゃいけない」などの道徳性
  • *人との関係を築くためのコミュニケーション力

などもはぐくむことができます。

ですので、幼稚園・保育園の送迎時や公園での遊びのときなど、ちょっと大変でも子ども同士の遊びにはぜひ積極的に参加してみてください。

社会性は自立していくうえで最も重要な力

子どもにとっては勉強も運動も大切ですが、人間は一人では生きていけません。社会性は子どもが自立していくうえで最も重要な力といえます。人生の財産になる大切な力をしっかりと育んであげましょう。

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