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【魔法の言葉】発想力を引き出す言葉

名門小学校では「発想力の豊かな子ども」が求められますが、受験を考えていないお子さんにとっても、発想力は伸ばしたい力の一つです。絵を描く時などは子どもの発想力を伸ばすチャンスです。大人の言葉がけによって発想力をどんどん引き出すことができます。

今回は、発想力を引き出す言葉をいくつかご紹介します。

子どもには、答えを教えるよりも、考えるきっかけとなる言葉がけが必要です。発想力を引き出すためにかける魔法の言葉は、これです。

「今、考えているところだね」「いい考えが浮かんだ顔をしているね」

 

さらに踏み込んで、こんなふうに言ってもいいかもしれません。「あれ? それでいいのかな?

子どもたちはもう一度深く考えます。そこでまた新しい発送が生まれれば、しめたものです。

絵を描く課題で「長かったらいいなと思うものを絵に描いてみましょう」などと言われると、すぐには描き出せずに手が止まってしまうお子さんもいます。そんなときは「長かったらいいなって思う動物ってなんだろう?」と隣で独り言を言ってみると、子どもの発想力に火がつくこともよくあります。

「キリンの首をもっと長くして、ぐるぐる回っておりる滑り台にしたい!」「牛も長くなったら、みんなで乳絞りができるよ!」

本来、既成概念にとらわれていない子どもたちからは大人顔負けの自由な発想が次々出てきます。さらに「動物以外では何かあるかな?」と続けると「長~いバナナ! みんなで抱えて食べたいな!」など、大人からのあるつぶやきがきっかけで、様々なアイデアが飛び交うようになります。周りの大人は、ただちょっと刺激してあげるだけでいいのです。

発想力とは、生活のなかで磨かれた感性と体験がベースです。たとえば公園のブランコで遊んでいるときに、「手を伸ばしたら雲に届きそうだね」「あの雲、イルカに似ているわね。乗ってみたいわ」など、ものの見方や感じ方を広げる言葉をかけてあげてください。答えを教えるのではなく、子どもが考えるきっかけとなる言葉がけをして自分で考えて行動するように導く。それが発想力を引き出す第一歩です。

 

NGワード : 「こうしなくちゃダメ!

決めつけや指示出しはNG。色の塗り方などアドバイスしたいことがあれば、お母様が別紙に描き、机に置いておくだけでOKです。

 

●監修

伸芽会教育研究所 主席研究員

佐藤眞理 先生

雙葉小学校、聖心女子学院初等科、白百合学園小学校などに多数の実績を誇るベテラン教師。

 

 

 

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