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子どもの成長と絵の発達のかかわりを理解する

絵の発達で子どもの成長が分かる?年齢別の表現の特徴

子どものお絵描きは、日常にある微笑ましい風景のひとつです。しかし、ただ微笑ましいだけではなく、子どもが描く絵の発達は子どもの成長と大きなかかわりがあるのです。こうした絵の発達を促すためには、「ほぼ決まった順序」が存在します。今回は、子どもの成長と絵の発達のかかわり、子どもの年齢によって絵がどのような発達の過程をたどっていくのかなどについてご説明します。

絵の発達は子どもの想像力・表現力の成長目安

子どもの絵による表現の発達は、個人差があります。しかし、極端に大きな差が出ることは少なく、ほぼ同じ発達の過程で成長していくのです。絵の表現の発達過程を知っておくことは、子どもの表現力や想像力などの成長を知るひとつの目安になります。そのため、親はそれをきちんと知っておくことが大切です。

年齢によって変化する子どもの絵の特徴

子どもが描く絵は、子どもの年齢とほぼ比例するような形で発達していきます。それぞれの発達段階ごとにおける、子どもが描く絵の変化の特徴を見ていきましょう。

◇【1~2歳】擦画期

この年齢になると、クレヨンやマジックなどがグーの手でしっかり握れるようになります。筆記具を握ったままの状態でぐしゃぐしゃ、グルグルとなぐり書きをしたり、画用紙にクレヨンをたたくようにして点々を書いたりする時期です。特に感情や意識表現するために絵を描くのではなく、線や色がつくことが楽しくて、盛んに絵を描くようになります。

これにより、ひとつひとつの行為について意味を確認していくので、大人は取り上げてしまったり、禁止したりすることのないように注意して見守ってあげましょう。

◇【1歳6カ月~3歳】錯画期

擦画期のぎこちなさがなくなり、意思のない線や点から、しっかりと意思を持った強い線や曲線、円形などが描けるようになります。何かを書かせるのではなく、自分で書いたことによる自己効力感を褒めてあげるようにしましょう。この時期に満足できるくらい絵を描いた子どもは、絵を描くことが好きになります。

◇【3~4歳】象徴期

子ども自身が書いた線の塊や円形を指さして、「みかん」や「パパ」などと名付けるようになります。三角形や四角形、縁系などの記号が象徴的に表れる時期です。大きくなると、何を描くか考えてから絵を描きます。しかし、この時期は書いた後でその象徴を見て、自分の経験から連想するのです。このように考えて描くのではなく、描きながら考えて絵を繰り返して、絵を展開していきます。子どもの話を聞きながら見守ってあげることで、自己肯定感を育んであげましょう。

◇【3~5歳】カタログ期

自分の知っている形をかけるようになる時期です。この段階で知的欲求や思考力、そして記憶力が発達します。描かれているものは、聞かなくてもある程度理解できる状態となるでしょう。描かれる絵には関係性がないことから、カタログ期と呼ばれています。この時期になると、ボキャブラリーも豊富になってくるので、子どもの話をしっかり聞いて、共感や興味を持ってあげるようにしましょう。たくさん絵を描くように促すことが重要です。

◇【5~6歳】図式前期

情緒的な面でも成長をしていくことで、周囲と自分との関係性や状況が判断できるようになる時期です。ひとつの容姿に書く絵に関連性ができたり、大小のバランスがしっかり素描したりすることができるようになります。この時期の子どもの絵の特徴として大きなものは、ベースラインができることです。境界となる地面を引いて、それを中心に人間や家、花、太陽などの絵が描かれていくでしょう。空間認識能力が育まれている証であるともいえるでしょう。

◇【7歳以上】図式後期

物同士の重なりや遠近などの立体的な表現ができるようになる時期です。見たものをそのまま書けるようになるため、水平線や地平線なども描写できるようになります。そのため、子どもはこの時期になると、写実に夢中になるようになることが多いです。そのため、子どもに写実を教えたい場合は、この段階になってから教えるようにしましょう。

これより早い段階で教えてしまうと、子どもは教えられた意味を理解することができずに、ストレスがたまってしまう可能性があります。絵の描き方などについて、しっかりと親が教育してあげる必要がありますが、あくまでも子どもたち個人の発達度合いを見て、タイミングを合わせて教えることが重要です。

まとめ 子どもの絵の発達過程を理解しよう

子どもの絵の発達は、ほぼすべての子どもが同じような過程で育まれていきます。そして、絵を描く行為は、表現力や想像力をどんどん必要とする行為です。そのため、その発達を理解しようとすることは、子どもの成長の一端を知る手がかりとなるでしょう。「幼児期の子どもがどんな過程で絵を発達させていくのか」ということを理解したうえで、子どもにのびのびとお絵描きをさせ、その発達を見守ることがとても大切です。

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